Twitterを見ていたら以下の記事が流れてきました。
Announcing .NET Jupyter Notebooks
Jupyterの環境で.NETコードを実行できるということで、さっそく試してみました。
実行環境
JupyterLabで.NETのコードを実行するためには、以下の環境が必要になります。
・.NET Core 3.0 SDK and 2.1 as currently the dotnet try global tool targets 2.1.
・Jupyter : JupyterLab can be installed using Anaconda or conda or pip.
.NETカーネルのインストール
まず、Anaconda Promptを起動し、dotnet tool install --global dotnet-try
を実行します。
ちなみにですが、私の環境には最初、.NET Core 3.0 SDKが入っておらず、その状態で上記コマンドを実行したところ、下記のエラーが出て怒られました。
.NET Core 3.0 SDKをインストールしたら、正常に動作しました。
インストール前には、きちんと実行環境を確認しないとダメですね。
次に、.NETカーネルのインストールをします。
コマンドは、dotnet try jupyter install
です。
ちゃんとインストールされたか確認してみましょう。
コマンドはjupyter kernelspec list
です。
正常に.net-csharp
と.net-fsharp
のカーネルがインストールされていることが確認できました。
JupyterLabで.NETを動かしてみよう
JupyterLabを起動します。(なお、Jupyter Notebookでも大丈夫です。)
NotebookとConsoleの一覧に.NET(C#)
と.NET(F#)
が追加されています。
サンプル通りにコードを実行してみると、ちゃんと動きました!
まとめ
Jupyterの環境で.NETコードを実行できる環境を構築しました。
まだまだpythonに比べてできることは少ないかもしれないですが、簡単なコードの確認くらいであればJupyterでやってみるのもいいかもしれません。