Visual Studio 2019へのGoogle Test / Google Mock導入方法

C言語で自作したライブラリのユニットテストを行うべく、Google Testの導入を試みました。
Google TestはC/C++のテストフレームワークです。

Google TestはVisual Studio 2019のプロジェクトテンプレートとして既に存在しているので
Google Testのヘッダーファイル（gtest.h等）を使用することは容易なのですが、
Google Mockの導入で手こずったので解決方法を紹介します。

読み進まる前に

Google Test / Google Mockの導入方法としては
ソースコードをGitHubからダウンロードしてビルドして～～等のやり方もありますが、
今回の紹介方法はVisual StudioのNuGetを使用してGoogle Mockを導入する方法です。
Visual Studio上のみで完結させます。

導入環境

• OS
  • OS Name : Microsoft Windows 10 Pro
  • Version : 10.0.18363 Build 18363
• Microsoft Visual Studio 2019
  • Version : 16.4.3
  • Installed Version : Community
  • NuGet Package Manager : 5.4.0

Google Test

前述したほうにGoogle Testは、Visual Studio 2019のプロジェクトテンプレートとして既に存在しているので
導入は簡単です。
プロジェクト作成からGoogle Testを選択して下さい。
細かい設定は今回割愛します。

Google Mock

インストール

NuGetからGoogle Mockパッケージをインストールしました。

Google Mockで検索するといくつかヒットします。
今回は、googlemock.v140.windesktop.static.rt-dynの1.7.0.1をインストールしました。

インストール後、プロジェクトのコンフィグファイルは

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<packages>
  <package id="googlemock" version="1.10.0" targetFramework="native" />
  <package id="Microsoft.googletest.v140.windesktop.msvcstl.static.rt-dyn" version="1.8.1.3" targetFramework="native" />
</packages>

のようになるかと思います。
googlemockが追加されているのが確認できます。

ファイル読み込み

インストール完了したので、Google Mockを使用するためにgmock/gmock.hをインクルードしても場所が見つからないというエラーになりました。

試しにインストールしたGoogle Mockパッケージの場所（プロジェクトの場所\packages\googlemock.v140.windesktop.static.rt-dyn.1.7.0.1）を見ると
include下のディレクトリ名がgtestとなっていました。

gmockじゃないの？？？？

ってことでディレクトリ名をgtestからgmockに変更することで
無事にインクルード出来るようになりました(^ω^)