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Kubernetes 1.13.0 SIG-Storage変更点

Last updated at Posted at 2018-12-21

はじめに

本ドキュメントでは、Kubernetes 1.13.0のCHANGELOGをベースにStorageに関する機能について紹介します。

主な変更点

Kubernetes v1.13にてCSI(Container Storage Interface)がGAとなりました。:confetti_ball:
これによりサードパーティのストレージベンダはKubernetesのソースコードに触らずに、Kubernetes用のストレージドライバを開発することができます。
さらに、ファイルフォーマットなしのrawボリュームであるBlock VolumeがBetaに昇格、Topology AwareのVolume SchedulingがStableに昇格しました。

その他の変更点

  • CSI Volumeの容量制限が正しく表示されず、ノードに割り当てられてしまうバグを修正 (#70540)
  • CSI DriverがVolumeの割り当て時に、StorageClassのmountOptionsを利用できるようになりました (#67898)
  • Azure fileをマウントした際のパーミッションのデフォルト値を0755から0777へ変更されました (#69854)
  • コンテナ化されたkubeletは、シンボリックリンクを参照する前にリンク先が存在するかどうかをチェックするようにしました(#69565)
  • iSCSIをデタッチする際にpanicを起こさないように強化しました。加えてunmount済みのディレクトリを再度unmountしないようにしました (#69140)
  • CSIPersistentVolume機能がGAとなりました (#69929)
  • CSI Driver APIの幾つかのObjectにて空文字許可を設定しました (#69331)
  • Flex volume pluginにて、ボリューム容量を増やすことができるexpandvolumeと、ファイルシステムのリサイズを行うexpanfsの2つのコマンドをサポートしました (#67851)
  • ノードに接続できるボリューム数の制限をレポートするAttachVolumeLimitがデフォルトで有効になりました (#69225)
  • 全てのaddonのStorageClassにbetaであるstorageclass.beta.kubernetes.io/is-default-classのannotationが付いていましたが、GAのstorageclass.kubernetes.io/is-default-class=trueのannotaionに変更となりました (#10149)
  • GlusterFS のPVのglusterfsVolumeSourceglusterfsPersistentVolumeSourceに変更となりました。さらにendpointのnamespaceへの参照であるEndpointsNamespaceフィールドが追加しました。これを利用する際は、kubelet1.13以降にアップグレードしてください (#60195)
  • GetVolumeLimits で出力されるログを修正しました (#69558)
  • MountPropagation機能は、v1.13では無条件で有効になります。無効には出来ません (#68230)

参考情報

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