2
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

Kubernetes 1.12: SIG-Storage Updates

Last updated at Posted at 2018-10-09

はじめに

本ドキュメントでは、Kubernetes 1.12.0のCHANGELOGからStorageに関連する機能について紹介します。

主な変更点

  • Kubernetes volume topology feature (Beta)
    これにより、KubernetesはVolumeがプロビジョニングされている"zone"や"rack"を意識した操作ができるようになりました。

  • Dynamic maximum volume count (Beta)
    これにより、ノード当たりのvolume typeの最大数を指定できるようになりました。(例えば、大きなノードには大きい数、小さなノードには小さな数の指定が可能となります)

  • Container Storage Interface(CSI (Bate)
    次期KubernetesのリリースでBetaからGAへの昇格することを見越して次のサポートを行っています。

    • "mount namespace propagation"機能はGAに卒業
    • kubelet plugin registration mechanism をbetaに移動
    • トポロジー向けにCSI DriverをAphaサポートに追加
    • CSIを使った"local ephemeral volumes"(tokenやsecretのような情報を含むVolume)をAlphaサポートに追加
  • Volume snapshotting (Alpha)
    volume snapshotのcreate/deleteがCSI volumeでAlphaサポートとなりました。

その他の変更点

  • StorageClassのAllowedTopoligiesが追加され、setとmapについて検証されるようになりました。(#66843)
  • PersistentVolumeが外部のPV binder(kube-schedulerなど)によってbound されている場合、負荷が高いと、対応するPVCがControllerのローカルキャッシュに同期されていないことがありました。そこで、Kubernetesでは、Volumeが間違って再利用されることを防ぐために、PVCをダブルチェックするようにしました。 (#67062)
  • Unmount パスにてEIOを無視します。XFSはターゲットがダウンしている時にFileSystemをダウンさせる且つUnmountパスに対してEIOを返します。 (#67097)
  • Podの起動時間が極端に長くなるのを防ぐため、PodのPVCがboundされた際、すぐにattachdetachコントローラが即時に接続するように変更されました。 (#66863)
  • Dynamic Provisioning にてiSCSIのPVをマルチパス構成で作成できるようになりました。2つ以上のマルチパス構成ではマルチデバイス構成(/dev/dm-XX)となりますがマルチデバイスが準備できるまで、kubeletにて10秒以上待つようになりました。1つだけの場合は、以前と同様即時に割り当てます。 (#67140)
  • 予め手動で/dev/disk/by-idのパスを作成しなくても、ScaleIOのVolumeを割り当てることができるようになりました。 (#66174)
  • downward API files によって付与されたマルチラインのAnnotationがソーティングされなくなりました。 (#65992)
  • CSI pluginのVolumeの仕様に volume modeのフィールドが追加されました。 (#65456)
  • PluginとNode名をdimensionsとして使用中のPVCの数のレポートに追加しました。これにより、attach/detachに関するトラブルシューティングに役に立ちます。 (#64527)
  • volume snapshot のデータソースからvolumeをrestoreする機能を追加しました。 (#67087)
  • iSCSI volumeをattachした際、対象のLUNのみScanするようにします。detach時も同様です。これにより、kernel logの random I/O errors/timeouts、Blockデバイスの操作遅延、稀に発生していたデータ破損の原因となっていた存在しないLUNへの参照を防ぎます。 (#63176)
  • directory とblock deviceがlocal volume pluginのFileSystem VolumeModeでサポートされました。 (#63011)
  • CSI のNodePublish call に、CSI volumeの要求のあったPodの情報を加えることができるようになりました。 (#67945)
  • CSI volumeにアタッチ制限(EBSm GCEPD, AzureDiskのアタッチの最大数制限など)が追加されました。 (#67731)

参考情報

2
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?