概要
- Julia データサイエンス (株)エヌ・ティー・エス を5章まで読みました
- 上記の書籍は、v0.4 対応コードであり、 v0.6 では動かないコードがありました
- jupyter notebook で v0.4 と v0.6 のカーネルを動かし、書籍のコードを検証しました
- 勉強会で使ったリポジトリ
- ページ数は上記書籍のものです
各論
@formula(A ~ B + C) P49
v0.4 では、このように、formula を指定しました
ModelFrame(A ~ B + C, dataframe)
v0.6 では、このように @formula
を利用します
ModelFrame(@formula(A ~ B + C), dataframe)
github 上のイシュー Julia 0.6 Formula broken? #1176
ModelMatrix P49
書籍の出力では、ModelMatrix 関数で、モデルマトリクス部分の表示は行列で表示されていますが
v0.6 では、一行に表示されてしまいます。
random_modelmatrix = ModelMatrix(ModelFrame(@formula(A ~ B + C), random_dataframe))
DataFrames.ModelMatrix{Array{Float64,2}}([1.0 -0.835347 0.939002; 1.0 0.317254 -1.83803; … ; 1.0 -0.222329 0.755704; 1.0 1.92363 1.48702], [0, 1, 2])
該当部分を表示するには、このようにします
random_modelmatrix.m
5×3 Array{Float64,2}:
1.0 0.607134 -0.908529
1.0 1.14795 0.380257
1.0 2.10419 1.96638
1.0 1.5642 -0.191335
1.0 0.0824698 1.13384
int(x) 5章 Gadfly のサンプルコード
v0.4 でこのように書いていた部分は、
plot((x,y) -> x*exp(-(x-int(x))^3-y^2), -10., 10, -3., 3)
v0.6 ではこのようになります。
plot((x,y) -> x*exp(-(x-round(Int,x))^3-y^2), -10., 10, -3., 3)
color("xxx") 5章 Gadfly のサンプルコード
v0.4 でこのように書いていた部分は、
plot(
layer(x=x,y=y1,Geom.line,Theme(default_color=color("red"))),
layer(x=x,y=y2,Geom.line,Theme(default_color=color("blue")))
)
v0.6 ではこのようになります
plot(
layer(x=x,y=y1,Geom.line,Theme(default_color=colorant"red")),
layer(x=x,y=y2,Geom.line,Theme(default_color=colorant"blue"))
)
要素ごとの処理 5章 Gadfly のサンプルコード
v0.4 では、配列の要素ごとに二乗する処理をこのように書けた
[1:10].^2
WARNING: [a] concatenation is deprecated; use collect(a) instead
in depwarn at deprecated.jl:73
in oldstyle_vcat_warning at ./abstractarray.jl:29
in vect at abstractarray.jl:32
while loading no file, in expression starting on line 0
10-element Array{Int64,1}:
1
4
9
16
25
36
49
64
81
100
warning に従い
v0.6 ではこのようになります
collect(1:10).^2
10-element Array{Int64,1}:
1
4
9
16
25
36
49
64
81
100
// 以下、追加予定