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【Django】001. (Djangoでの) Webページの基本

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前回はDjangoでロケットを飛ばすまでを見ていきました。
前回記事:【Django】000. Hello World (ロケット飛ばすまで)

今回はDjangoということを念頭に置いてWebページの基本について確認していきます。

今回からしばらくは以下の本で学習をしていきたいと思います。

MTVって何?

MTVとは以下の要素で構成されています:

  • Model
    • データベースの設計
    • データベースとのやり取り
  • Templates
    • requestで返すHTMLファイル (ファイル自体は枠みたいなものであり、求められている要素を埋め込んで返すイメージ)
  • View
    • 様々な処理を行う
    • ユーザーに返すTemplateファイルを決定する
    • データをTemplateに渡す

https://djangobrothers.s3.amazonaws.com/image_content/fe8731fefac0447eaf8649fe47c48e9a/MVT2.png

プロジェクトとアプリケーション

DjangoでのアプリケーションはMTVの処理をひとまとめにしたものと考えられます。

1つのプロジェクト内で機能ごとに複数のアプリケーションを分けて作成するのが一般的のようです。
※まぁ分けた方が管理しやすいことは想像できますね。

https://djangobrothers.s3.amazonaws.com/952ccd49-1f48-4780-b58c-4d3da843a262.jpg

アプリケーションの作成

python manage.py startapp アプリケーション名

helloという名前のアプリケーションを作成する場合は以下となる。

python manage.py startapp hello

アプリケーションの中身

以下のhelloフォルダが作成される。
image.png

views.pyにページ表示を書く

hello/views.pyは生成時以下のようになっている:

from django.shortcuts import render

# Create your views here.

以下のように書き換える:

from django.shortcuts import render
from django.http import HttpResponse

def index(request):
    return HttpResponse("Hello Django!!")

HttpResponseを返すindex関数を定義しました。
※ただ単に「Hello Django!!」という文字列を返すだけのもの。

urls.pyについて

現在の問題点

views.pyの変更でユーザーに返すHttpResponseは定義しましたが、ユーザーからのRequestを受け取った後どうすればよいかを定義していません。

すなわちユーザーからRequestを受け取ったら、views.pyのindex関数によってRequestを返してくださいね!という指示が必要ということです。

urls.pyを書き換える

プロジェクトのurls.pyはデフォルトで以下のようになっています:

from django.contrib import admin
from django.urls import path

urlpatterns = [
    path("admin/", admin.site.urls),
]

ここに以下のようにhelloへのルーティングを追加します:

from django.contrib import admin
from django.urls import path
import hello.views as hello # 追加

urlpatterns = [
    path("admin/", admin.site.urls),
    path("hello/", hello.index) # 追加
]

これによりサーバーを起動し、いかにアクセスするとhello/viewsのindex関数が動作していることが確認できる。
http://127.0.0.1:8000/hello/

image.png

アプリケーションごとにurls.pyを作成する

先ほどの方法はプロジェクトのurls.pyにルーティングを累加しましたが、アプリケーションごとにルーティングを管理するのが一般的です。

以下のように変更していきます。

まずhelloフォルダ内にurls.pyを以下の内容で作成する。

from django.urls import path
from . import views

urlpatterns = [
    path("", views.index, name="index"),
]

次にプロジェクトのurls.pyを以下に変更する。

from django.contrib import admin
from django.urls import path, include

urlpatterns = [
    path("admin/", admin.site.urls),
    path("hello/", include("hello.urls")),
]

hello.indexからhello.urlsに変更し、hello.urlsに飛んだ後index関数を指定するような構成になっています。

この方法により、アプリケーション側にurlを追加する場合はhello/urls.pyを編集、プロジェクトにアプリケーションを追加する場合はプロジェクトのurls.pyにアプリケーションのurlを追加という構成になりました。

クエリパラメータ

クエリパラメータは次のようにアドレスの後に続けて記述するパラメータ:
http://ドメイン?key=value&key=value&...
?以降のkey, valueがパラメータです。

クエリパラメータの表示

hello/views.pyのindex関数を以下に変更します:

from django.shortcuts import render
from django.http import HttpResponse

def index(request):
    msg = request.GET["msg"]
    return HttpResponse(f"you typed: {msg}.")

サーバーを起動し、以下にアクセスすると画像のような結果になります。
http://127.0.0.1:8000/hello/?msg=hello

image.png

パラメータがないときは?

以下のようにエラーとなる:

image.png

パラメータがないときのエラーハンドリング

hello/views.pyのindex関数を修正する:

from django.shortcuts import render
from django.http import HttpResponse

def index(request):
    if "msg" in request.GET:
        msg = request.GET["msg"]
        result = HttpResponse(f"you typed: {msg}.")
    else:
        result = "please send msg parameter!"
    return HttpResponse(result)

そのまんまですね。

クエリパラメータではなくパスを指定して送る方法

http://domain/?id=123&name=taro
ではなく、
http://domain/123/taro
のように送るという話。

urlpatternsを修正する

hello/urls.pyのurlpatternsを以下に修正:

from django.urls import path
from . import views

urlpatterns = [
    # path("", views.index, name="index"),
    path("<int:id><name>", views.index, name="index"),
]

index関数を修正する

hello/views.pyのindex関数を以下に修正:

from django.shortcuts import render
from django.http import HttpResponse

def index(request, id, name):
    result = f"your id: {id}, name: {name}."
    return HttpResponse(result)

以下にアクセスすると画像の結果になります。
http://127.0.0.1:8000/hello/123/taro/

image.png

index関数の引数のidにurlの123が、nameにurlのtaroが渡されていることがわかります。

【参考】urlpatternsはいろいろできる

以下のようにurlpatternsに記載することもできる:

urlpatterns = [
    # path("", views.index, name="index"),
    path("<int:id>/<name>/", views.index, name="index"),
    path("my_name_is_<name>.I_am_<int:id>_years_old.", views.index, name="index"),
]

この場合は例として以下でアクセスできます。
http://127.0.0.1:8000/hello/my_name_is_taro.I_am_22_years_old.

まとめ

今回はDjangoにおけるWebページ作成の基本 (思想とルーティング周り) を見ていきました。

慣れるまで大変そうですが続きも楽しんでいきたいです。

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