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Docker Composeを用いてローカルでECRイメージのトラブルシューティングを行う

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はじめに

Amazon Elastic Container Service(ECS)でコンテナ起動問題に直面した際には、ローカル環境でのトラブルシューティングが有効です。この記事では、AWS Elastic Container Registry(ECR)からイメージを取得し、ローカルで実行することで問題解決へのアプローチを紹介します

手順

AWS CLIを用いてECRからイメージをプルする

まず、AWS CLIを通じてECRからDockerイメージをプルします。これには、適切な権限を持つIAMユーザーが必要です。以下のコマンドを実行し、ECRにログインし、イメージをローカルにプルします

aws ecr get-login-password \
	--region リージョン名 \
	| docker login \
			--username AWS \
			--password-stdin アカウントID.dkr.ecr.リージョン名.amazonaws.com \
			docker pull アカウントID.dkr.ecr.リージョン名.amazonaws.com/リポジトリ名:タグ

ローカルでDockerコンテナを実行する

次に、プルしたイメージを使用してローカルでDockerコンテナを実行します。ここでの課題は、コンテナが依存する他のサービスやデータベースへの接続設定です

docker run --rm -it --network=プロジェクト名_default \
	-e DB_HOST=データベースサービス名 \
	-e DB_PORT=ポート番号 \
	-e DB_USER=ユーザー名 \
	-e DB_PASS=パスワード \
	イメージ名

Docker Composeで環境を構築する

複数のサービスやネットワーク設定が必要な場合、Docker Composeを用いて環境全体を定義し、管理します。docker-compose.yml ファイルを作成し、必要なサービス、ネットワーク、ボリュームを定義します。

version: "3.8"
services:
  app:
    image: イメージ名
    ports:
      - "外部公開ポート:コンテナ内ポート"
    networks:
      - default
    depends_on:
      - database

  database:
    image: データベースイメージ名
    container_name: mysql
    environment:
      - MYSQL_ROOT_PASSWORD=パスワード

networks:
  default:
    driver: bridge

トラブルシューティング

コンテナが正常に起動しない場合、ログを確認し、設定や依存関係に問題がないかを確認します。docker logs コンテナID コマンドでコンテナのログを確認できます

docker run --rm -it --network=_default \
	-e DB_HOST=mysql \
	-e DB_PORT=3306 \
	-e DB_USER=root \
	-e DB_PASS=root \
	アカウントID.dkr.ecr.ap-northeast-1.amazonaws.com/イメージ名 sh

まとめ

ローカル環境でのトラブルシューティングは、クラウド環境で発生する問題を効率的に解決するための強力な手段です。Docker Composeを使用することで、本番環境と同じ条件をローカルで再現し、問題の原因を特定しやすくなります

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