はじめに
GitHubの日々の作業を効率化するために、GitHub CLI(Command Line Interface)は非常に強力なツールです。特に、プルリクエスト(PR)の管理は開発プロセスの重要な部分であり、CLIを使用すると、ブラウザを開かずに多くの操作が可能になります。この記事では、GitHub CLIを使用してPRのリストを取得し、それに担当者(assignee)を含める方法を紹介します。
手順
まず、GitHub CLIがシステムにインストールされていることを確認します。インストールされていない場合は、GitHub CLIの公式ページからダウンロードしてインストールできます。
インストールが完了したら、以下のコマンドを使用して、特定のリポジトリのプルリクエストのリストを取得できます。
gh pr list --repo <owner>/<repo> --json title,url,assignees
このコマンドは、指定されたリポジトリのプルリクエストに関するJSON形式の情報を出力します。<owner>/<repo>
は、対象のGitHubリポジトリの所有者とリポジトリ名に置き換えてください。
例えば、FacebookのReactリポジトリのプルリクエストを取得するには、以下のように実行します:
gh pr list --repo facebook/react --json title,url,assignees
これにより、以下のようなJSON形式の出力が得られます(出力例):
{
"title": "Fix issue #123",
"url": "https://github.com/facebook/react/pull/123",
"assignees": [
{"login": "contributor1"},
{"login": "contributor2"}
]
},
{
"title": "Add new feature",
"url": "https://github.com/facebook/react/pull/124",
"assignees": []
}
この出力では、各プルリクエストのタイトル、URL、および割り当てられた担当者(存在する場合)が表示されます。
まとめ
GitHub CLIは、GitHubの操作をコマンドラインから簡単に行うための強力なツールです。この記事では、gh pr list
コマンドを使用してプルリクエストのリストを取得し、JSON形式での出力例を含める方法を紹介しました。この方法を使えば、開発プロセスをよりスムーズにし、効率的な作業が可能になります。GitHub CLIには他にも多くの機能がありますので、ぜひ積極的に活用してみてください。