はじめに
Go言語のプロジェクトにおいて、一貫したコード品質を維持することは重要です。この記事では、ローカル環境とGitHub ActionsのCI/CDパイプラインで**golangci-lint
**を統一的に使用する方法について解説します。これにより、コードレビューの効率化と品質向上を図ることができます。
golangci-lint
とは
golangci-lint
は、Go言語のための強力なlintツールです。複数のlinterを統合し、カスタマイズ可能な設定が可能です。(Introduction | golangci-lint)
ローカル環境での設定
-
golangci-lint
をインストールしますgo install github.com/golangci/golangci-lint/cmd/golangci-lint@latest
- リポジトリのルートに
.golangci.yml
を作成します。
.golangci.yml
設定例
linters-settings:
govet:
check-shadowing: true
golint:
min-confidence: 0.8
linters:
enable:
- govet
- golint
- unused
- gocritic
- stylecheck
- errcheck
GitHub Actionsでの設定例
GitHub Actionsを使用して、プルリクエスト時に自動的にlintを実行します。.github/workflows/lint.yml
を作成し、以下の内容を記述します。
.github/workflows/lint.yml
name: lint
on:
pull_request:
branches:
- main
jobs:
lint:
runs-on: ubuntu-latest
steps:
- uses: actions/checkout@v3
- name: Set up Go
uses: actions/setup-go@v3
with:
go-version: 1.21
- name: Run golangci-lint
uses: golangci/golangci-lint-action@v2
with:
version: latest
args: ./...
おわりに
golangci-lint
をローカルとGitHub Actionsで統一的に使用することで、Goプロジェクトのコード品質を一貫して高く保つことができます。この設定を通じて、開発者はより効率的にコードを書き、レビューすることができるようになります。