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Figmaを導入してから、社内にFigma仲間が増えるまでの歩み

Last updated at Posted at 2024-12-25

みなさんこんにちは!Fusicアドベントカレンダー24日目の投稿です。(1日遅れてしまいました…猛省)
最近、社内でFigmaのより良い使い方を習得したいと言ってくれる人が増えて来たので、鉄は熱いうちに打て!ということで勉強会やハンズオンを短期間で複数回行いました。
「Figmaとは何か」をプロジェクトメンバーに説明して回っていた頃から比べると、社内認知度も上がったな〜嬉しいな〜とふと感じたので、社内ツールとして導入してからみんなが使うようになるまでの道のりを振り返ってみたいと思います。
(もちろん、私が知らないところでずっと使ってたよ!勢もいると思いますので、あくまでも私目線の振り返りになります!)

これからFigmaを導入して行きたい方などに何かお役立ちできれば幸いです!

背景

Fusicは長年、社内にデザイナーはおらず、プロジェクトごとに必要に応じてパートナー企業のデザイナーと協業する形を取っていました。そのため、社内で共通したデザインツールや運用の知見などもなく、それぞれのプロジェクトでエンジニアが独自の知見でデザインを実装に反映していくことが多かった状況でした。

4年ほど前に私を社内の一人目デザイナーとして採用して頂いてから、Figma布教活動の旅が始まります。

まずは草の根活動

Figmaを公式デザインツールとさせてください!と最初にアナウンスをしても良かったかもしれませんが、下記のような理由から、まずは草の根活動で小さく始めました。

  • 普段どのように開発を進めているのかを知って行きながら、よりよくしていく上で本当にFigmaが最適なのか見極めて行きたい(自分目線)
  • 私は使いたいけど、みんなは使いにくかったりしないかな?を確かめるために、Figmaの導入が最適なのかを実際のプロジェクトで一緒に考えて行きたい
  • デザイナーと密な協業も初めてな中、使用するツールまで強制されてしまうと、新しい要素が多すぎてハードルが上がってしまうのではないかという懸念

というわけで、プロジェクトに参画するたび、開発が始まる前に開発メンバーに対してFigmaの概要・使いづらければ別のツールでも対応可能な旨を伝えてまずはFigmaを導入する、という流れを繰り返しました。

繰り返して行く中で、開発メンバーから拒否反応を感じたり、使いづらいというフィードバックをもらうことはなく、「これめっちゃいいね!」といった反応が多かったです。
(みんな新しいことに対してとても前向きに乗っかってくれて、ポジティブネガティブのフィードバックも真摯にしてくれるので、本当にありがたいし素敵な文化だなと思います!)

Figmaの全体像を掴むための勉強会

Fusicでは、プロジェクトごとにエンジニア自身が顧客とシステム全体像をすり合わせるためにイメージ図やワイヤーフレームを起こす機会もたくさんあります。

いくつかのプロジェクトでFigmaを導入したくらいの頃から、まだプロジェクトで一緒になったことがないエンジニアからも「最近よく聞くから、お客さんに見せるイメージ図を作るときとかにFigmaを使い始めたんだ〜」という話や、「もともと使ってたんだけど、知りたいことあるんだ〜」という話をちょくちょく聞かせてもらえるようになりました。

さらに話を聞いてみると「なんとなく雰囲気で使い始めたけど、共有の仕方だったり、共同編集の仕方だったり、図を作る以外の操作が分からない」といった感想が多かったので、鉄は熱いうちに!!!ということで勉強会を定期的に開催しました。

内容としては以下のようなものです。

  • イメージ図を作るのに必要最低限な基本操作
  • チーム・プロジェクト・ファイル・ページなどの概念
  • 共有の方法
  • 他のデザインツールとの違い
  • 現状の開発フローでどんな風に使うとよさそうか
  • Professionalプラン以上を使うとできること・幸せになること
  • 最後にハンズオンで、プロジェクト開始からイメージ図作成・共有までを通してやってみる、など

20名前後くらい参加してくださるような会もあり、興味を持ってもらえてとても嬉しかったのを覚えています。
開催後には毎回アンケートを行って、分かりづらい説明や他に需要のあるトピックなどを回収してコンテンツに反映していきました。

勉強会に参加してもらったり、その後も使い続けてもらうために工夫したこと↓

  • 参加者募集のタイミングで、参加ハードルを極限まで下げる
    • Figma聞いたことある!くらいで全然参加OKです!を伝える
    • 興味あるけど使わないかもしれない、でも全然OKです!を伝える
    • 勉強会中に完全理解する必要は皆無です!あとから気になることどんどん聞いてください!を伝える
    • Figmaを練習するのは、あくまでもやりたいことを達成するために操作で困らないためであって、Figmaを使いこなすことが大事という趣旨ではないよ!自分の手に馴染めば何でもOK!を伝える
    • 勉強会が終わった後も、「その後どうですか?操作に困って手が止まっちゃうことあります?」など雑談しに行く
    • などなど

そしてこの頃くらいから、社内で「Figma良いんじゃない?」という空気が顕在化し始め、上層部の方たちからも「プロジェクトによっては必要に応じてきちんとお金を払って良いプランを使う方が良い!」ということで稟議のフローを作ってくださったりと、Figmaというツールの認知がかなり広まってきた気がします。Figmaがみんなにとって使いやすいものと言えそうという感覚も個人的に得られました。
急に「これ使いたい!」と持ち込んだツールではあるにも関わらず、使っていいよ!とGOを出してくれた会社にも本当に感謝です。

アップデート内容の共有会

Figmaを日頃から使っている人が増えて来たように感じた辺りから、Figmaの新機能やアップデート内容を共有する会をちょこちょこ開催しました。(Dev Modeが登場したときは、社内でもかなり盛り上がりました!)

基本操作を叩き込む会

これまでの勉強会やハンズオンとは少し違って、Figmaを息をするように操作できるようになるために、ひたすら反復練習をする会も複数回開催しました。
サンプルの題材と主要なショートカットキー一覧を準備して、みんなで一緒にショートカットキーを押しながらひたすらボタンをオートレイアウトで作るなどを繰り返す、といった内容です。
操作に詰まったら秒で手を上げてください、というルールのもと、参加者みんなでわいわい練習しました。
開催後、操作が手に馴染むようになった・オートレイアウトと仲良く慣れた気がする、などなど嬉しいフィードバックをもらいました。

image.png

まとめ

今では逆に「こんなことできるよ!」「こんなプラグインあるよ!」など教えてもらう機会もたくさんあり、Figmaについて語れる仲間が社内にたくさんいることがとても嬉しいです。
今後は、さらに組織的な目線でFigmaの運用をよりよく取りまとめていけないかな、なども考えて行きたいなと思っています。
Figma布教活動の旅は続く!

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