クイックソート (quicksort) は、1960年にアントニー・ホーアが開発したソートのアルゴリズム。分割統治法の一種。
n個のデータをソートする際の最良計算量および平均計算量はO(n log n)である。他のソート法と比べて、一般的に最も高速だといわれているが対象のデータの並びやデータの数によっては必ずしも速いわけではなく、最悪の計算量はO(n^2)である。また数々の変種がある。 安定ソートではない。
6.1 アルゴリズムの説明
クイックソートは分割統治法を使用して、リストを2つのサブリストに分割します。 具体的なアルゴリズムは次のとおりです。
- シーケンスから要素を選択し、それを「ピボット pivot」と呼びます。
- シーケンスを並べ替えると、ベンチマーク値よりも小さいすべての要素がベンチマークの前に配置され、ベンチマーク値よりも大きいすべての要素がベンチマークの後ろに配置されます(同じ番号をどちらの側にも配置できます)。 パーティションが終了した後、ベンチマークはシーケンスの途中にあります。 これは分割(partition)と呼ばれます。
- 二分割された各々のデータを、それぞれソートする
6.2 可視化デモ
6.3 実装
/**
* クイックソート
* @param array
* @param start
* @param end
* @return
*/
public static int[] QuickSort(int[] array, int start, int end) {
if (array.length < 1 || start < 0 || end >= array.length || start > end) return null;
int smallIndex = partition(array, start, end);
if (smallIndex > start)
QuickSort(array, start, smallIndex - 1);
if (smallIndex < end)
QuickSort(array, smallIndex + 1, end);
return array;
}
/**
* クイックソートアルゴリズム-分割partition
* @param array
* @param start
* @param end
* @return
*/
public static int partition(int[] array, int start, int end) {
int pivot = (int) (start + Math.random() * (end - start + 1));
int smallIndex = start - 1;
swap(array, pivot, end);
for (int i = start; i <= end; i++)
if (array[i] <= array[end]) {
smallIndex++;
if (i > smallIndex)
swap(array, i, smallIndex);
}
return smallIndex;
}
/**
* 配列内の2つの要素を交換する
* @param array
* @param i
* @param j
*/
public static void swap(int[] array, int i, int j) {
int temp = array[i];
array[i] = array[j];
array[j] = temp;
}
6.4 性能評価
- 最良時間計算量:T(n) = O(nlogn)
- 最悪時間計算量:T(n) = O(n^2)
- 平均時間計算量:T(n) = O(nlogn)