Gitea と Gitea Cloud について
Gitea と Gitea Cloud に関する紹介は下記の記事を参考いただけます。
構築
アカウント登録
現時点、Gitea Cloud は招待制になっています。事前に下記の公式サイトでメールアドレスを登録する必要があります。登録したら、2、3日後招待メールは飛んでくると思います。招待コードがないと、アカウント登録はできないですので、ご注意ください。
プラン選択
ログインしたら、シンプルなポータル画面が表示されます。
「+ New Instance」ボタンを押して、プラン選択画面に遷移します。
Gitea Cloud は現在 14 日間の無料体験はできますが、最初のオーダーのみ対象になっています。
かつ、20 ユーザー以下の小さいプランは 5 割引になります。
お支払い方法はクレジットカードと Google Pay がサポートされています。
ストレージ容量と CICD 時間は利用人数に応じて変わります。5ユーザーの場合は 10GB の Git ストレージ、50GB のオブジェクトストレージと 1000 分の CICD 実行時間が利用できます。
インスタンス作成
チェックアウト後、インスタンス作成画面が表示されます。
現在選択可能なプロバイダーとリージョンはAWSの米国東部と米国西部のみです。Azure、GoogleCloud と 日本リージョンについて、今後サポートする予定です。
米国東部リスポンスは若干遅いと思いますので、今回は米国東部を選択しよう。
Adminアカウントの設定は作成した後も変更可能ですので、万が一パスワードを間違えたり、忘れたりしても、心配しなくてもよいです。
「Create」ボタンを押したら、インスタンス作成のプロセスは勝手に実行し始めます。
Gitea のバージョンも最新版になっていることはわかりました。特に、バージョンアップとかもメンテナンス時間でやってくれますから、メンテナンスに関する知識を知らなくてもよいです。
インスタンスのデプロイは 2 分間ぐらいで終わりました。
「Endpoint」→「Default domain」はこのインスタンスのドメイン名です。もちろん、カスタム可能です。
下側はインスタンスの利用状況です。現時点ストレージ容量、CICD時間とトラフィックの追加はまだ対応していないようです。
ドメインにアクセスしたら、ホームページが表示されました。
インスタンス自体は米国にありますが、ラグは感じませんでした。
早速Adminの設定画面をチェックしましょう。
git LFS は有効になっています。50GBの「Object Storage」と思います。
メールも設定してくれました。テストメールも普通に届いています。
Cronタスクの実行時間を確認したら、サーバーの時間も日本時間になっていますね。細かいところまでも考えてくれましたね。
まとめ
CICD はまだ試していないですが、次回使ってみようと考えています。
ちなみに、Gitea Cloud のランナーはOSS版のランナーと違って、「オートスケールランナー」と呼ばれる特別なサービスです。オートスケールはもちろんできますし、最大 10 タスクの同時実行もできます。
Gitea Cloud は面倒な初期設定なしで、誰でも Gitea サーバーを作成できます。メンテナンスもいらないので、保持にかかる人件費・工数もないです。GitLab と GitHub と比べると、Gitea Cloud は他のユーザー・他の企業と同じ基盤で共有利用ではないので、セキュリティ性も高いと思います。
※ Gitea に関する質問は Discord の日本語チャンネル と 公式フォーラム のヘルプコーナー(日本語のみ)で聞けます。