はじめに
- VSCodeでTomcatにデプロイするためのサンプルのJavaアプリ開発でもしてみようと思い、Tomcat for Javaを見てみたらなんと、非推奨となっておりました。。
代わりに推奨されている拡張機能であるCommunity Server Connectorsを利用し、tomcatのサーバを立ててsample.warをデプロイしたので、その紹介記事となります。
Community Server Connectorsとは
VSCodeのマーケットプレイスには以下の記載がありました。
このVSCode拡張機能は、リモートサーバープロトコルベースのサーバーコネクタを提供します。このコネクタは、コミュニティランタイムと、Apache Felix、Karaf、Tomcatなどのサーバーを開始、停止、公開、または制御できます。
RedHatが提供している拡張機能となっております。
こちらの拡張機能をインストールすると、Remote Server Protocol UIが同時にインストールされます。
拡張機能をインストールすると、エクスプローラにSERVERSとしてCommunity Server Connectorが表示されます。
セットアップの概要
2022.09.08追記:最新バージョンのCommunity Server Connectorsのバージョンv0.25.6
、Remote Server Protocol UIのバージョンv0.23.13
の場合、セットアップ操作が不要の可能性があります。
拡張機能インストール後のセットアップ方法については公式リポジトリに記載があるので、それ通りに進めてみることにしました。
実行するコマンドは以下です。
git clone https://github.com/redhat-developer/rsp-server-community
cd rsp-server-community/rsp
mvn clean install
筆者の場合は手元のPCにJavaやMavenを入れておりませんでしたので
- Mavenのインストール + 環境変数Pathの登録
- JDKのインストール + 環境構築Path,JAVA_HOMEの登録
を済ませてからmvn clean install
を実行しました。
※JDKは特にこだわりがなかったのでJava18をインストールしました。
セットアップ詳細
ビルドが完了すると、Community Server Connectorが起動できるようになります。
Tomcat起動
次に、tomcatを起動させます。
Create New Serverを選択
確認ダイアログで「Yes」を選択
起動させるサーバを選択します。
起動したいサーバを選択すると、ライセンスへの同意を求められるので、先に進みます。
選択後、Community Server Connectorの下に先程追加したサーバが表示されます。
localhost:8080
で接続すると、ウェルカムページが表示されます!
warのデプロイ
Add Deployment
を選択して、サンプルのwarをデプロイします。
サンプルのwarはtomcat.apache.orgからダウンロードしました。