AWS CloudWatch の「低頻度アクセス(Infrequent Access)」と「スタンダード(Standard)」は、ログデータの保存クラス(ログの保存先)の種類に関するものです。それぞれ、保存コストとアクセス頻度に応じて使い分けられます。
✅ 違いの比較表
項目 | スタンダード(Standard) | 低頻度アクセス(Infrequent Access) |
---|---|---|
用途 | 頻繁にログにアクセスする場合 | ほとんどアクセスしない古いログ |
保存コスト | 高い(通常料金) | 安い(約50%コスト削減) |
取り出しコスト | 無料 | 有料(アクセス時に課金) |
アクセス頻度の目安 | 毎日〜週1程度 | 月1回以下 |
保存期間の目安 | 最近のログなど | 古いが残しておきたいログ |
移行方法 | デフォルトで保存される | 明示的に移行が必要(自動移行も可) |
💡使い分けのポイント
- 直近のトラブル対応用ログ → スタンダードで保持
- 監査用に1年以上残すが見ないログ → 低頻度アクセスに移行してコスト削減