Amazon API GatewayのLambda プロキシ統合

Amazon API Gateway の Lambda プロキシ統合 は、API Gateway から AWS Lambda 関数へリクエストをそのまま渡し、Lambda のレスポンスをそのままクライアントへ返す シンプルかつ柔軟な統合方式 です。

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✅ 概要：Lambda プロキシ統合とは

• API Gateway から Lambda に HTTP リクエスト情報（メソッド、パス、ヘッダー、クエリなど）を JSON 形式で一括転送
• Lambda はその JSON をパースし、適切な処理をして 構造化された JSON レスポンスを返す
• API Gateway 側のマッピングテンプレート設定などは 不要

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🔁 リクエストとレスポンスの流れ

🔹 API Gateway → Lambda（入力イベント）

Lambda 関数には、以下のようなイベント JSON が渡されます：

{
  "resource": "/example",
  "path": "/example",
  "httpMethod": "GET",
  "headers": { "Host": "...", "User-Agent": "..." },
  "queryStringParameters": { "key": "value" },
  "pathParameters": null,
  "body": null,
  "isBase64Encoded": false
}

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🔹 Lambda → API Gateway（出力）

Lambda 関数の返却は、以下の形式で返す必要があります：

{
  "statusCode": 200,
  "headers": {
    "Content-Type": "application/json"
  },
  "body": "{\"message\": \"Hello from Lambda!\"}",
  "isBase64Encoded": false
}

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🛠 メリット

特徴	説明
シンプル	API Gateway 側でマッピングテンプレートの設定不要
拡張性	Lambda でリクエストを完全に制御できる（自由なパース、認証など）
統一フォーマット	単一形式のイベントで全ての情報を取得できる
モダンな構成に最適	REST API や HTTP API 両方で利用可能

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⚠️ 注意点

注意点	説明
Lambda 側の実装責任が大きい	リクエストパースやエラーハンドリングなどを Lambda 内で全て行う必要がある
レスポンス形式は固定	特定の JSON 形式でないと API Gateway で正常に処理されない

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💡 利用例（Node.js）

exports.handler = async (event) => {
    console.log("Event:", event);

    const response = {
        statusCode: 200,
        headers: { "Content-Type": "application/json" },
        body: JSON.stringify({ message: "Hello from Lambda!" }),
    };

    return response;
};

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🧩 Lambda プロキシ統合 vs 非プロキシ統合

項目	Lambda プロキシ統合	非プロキシ統合
リクエスト形式	自動で構造化 JSON イベント	マッピングテンプレートで定義必要
レスポンス形式	固定の JSON 構造が必要	フレキシブル（テンプレートで変換）
管理場所	Lambda 中心	API Gateway 中心

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🚀 よく使われるユースケース

• シンプルな API（GET/POST）を Lambda 関数で完結させたいとき
• Lambda@Edge や API Gateway + Lambda のサーバーレス構成
• 認証情報やパス、クエリ文字列をまとめて受け取りたいとき

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