/etc/security/pwquality.conf
ファイルでパスワードポリシーを定義するには、以下のように設定します。これにより、パスワードの長さや複雑さ、その他の要件を細かく制御できます。
パスワードポリシー設定例
minlen = 8 # パスワードの最小文字数
dcredit = -1 # 数字を少なくとも1つ要求
ucredit = -1 # 大文字を少なくとも1つ要求
lcredit = -1 # 小文字を少なくとも1つ要求
ocredit = -1 # 記号を少なくとも1つ要求
maxrepeat = 3 # 同じ文字を連続で使用できる回数
retry = 3 # パスワード入力失敗時の再試行回数
各設定の説明
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minlen
: パスワードの最小文字数を設定します。例では8文字以上を要求しています。 -
dcredit
: パスワードに含まなければならない数字の最低数を設定します。-1
は少なくとも1つの数字を必要とします。 -
ucredit
: 大文字の要求数を設定します。-1
は少なくとも1つの大文字が必要です。 -
lcredit
: 小文字の要求数を設定します。-1
は少なくとも1つの小文字が必要です。 -
ocredit
: 記号(特殊文字)の最低数を設定します。-1
は少なくとも1つの記号を必要とします。 -
maxrepeat
: 同じ文字を連続で使用できる回数を制限します。例では、同じ文字を3回まで連続して使用できます。 -
retry
: ユーザーがパスワード設定に失敗した際に再試行できる回数を指定します。
これらの設定を使用して、システムに要求されるパスワードポリシーを強化できます。