この記事は、「Node-RED Advent Calendar 2023」の 9日目の記事です。
今回の内容
Node-RED で後から追加できるノードは、以下のページで検索して探すことができます。
例えば、以下はOpenAI用のノードを検索した結果で、様々な方が作られたものを見ることができます。
●Library - Node-RED
https://flows.nodered.org/search?term=OpenAI&type=node
その検索でも出てきますが、その中に 、gaomar さんが開発された simple-○○ と名前のついたものがあります。これらが、名前のとおりシンプルで使いやすそうなので(また、説明が日本語で見られて便利そうなので)、どのようなものがあるかピックアップして見てみました。
それでは、検索して出てきた結果の順で、1つずつ見ていきます。
node-red-contrib-simple-dalle3
最初はこちらで、DALL·E 3用のノードです。
●node-red-contrib-simple-dalle3 (node) - Node-RED
https://flows.nodered.org/node/node-red-contrib-simple-dalle3
使い方は、上記のページ内で以下のように描かれていて、シンプルな指定内容で画像生成が行えそうです。
node-red-contrib-simple-chatgpt-instruct
次はこちらで、「gpt-3.5-turbo-instruct」を扱うためのノードのようです。
●node-red-contrib-simple-chatgpt-instruct (node) - Node-RED
https://flows.nodered.org/node/node-red-contrib-simple-chatgpt-instruct
これも、先ほどのものと同様に、上記のページに指定すべきパラメータが分かりやすく書かれています。
simple-whisper
次は、音声からの文字起こしができる Whisper を利用するためのノードです。
●node-red-contrib-simple-whisper (node) - Node-RED
https://flows.nodered.org/node/node-red-contrib-simple-whisper
使い方は以下のとおりです。
対象とする音声ファイルは、以下のページ payload の部分に書かれたように、バイナリ形式のファイルを準備する必要があります。
simple-chatgpt
最後はこちらの simple-chatgpt です。
●node-red-contrib-simple-chatgpt (node) - Node-RED
https://flows.nodered.org/node/node-red-contrib-simple-chatgpt
先ほどまでと異なり、指定できるパラメータは多めです。
simple-chatgpt で
このノードは、ChatGPT API が公開されて、その後に追加されたFunction calling にも対応しており、使い方の例も掲載されています。
おわりに
今回、Node-RED の OpenAI用のノードで「simple-○○」という名前のものを一通り見ていきました。
名前のとおり、シンプルな使い方ができたり、分かりやすいパラメータ指定で扱えるものでした。別途、実際に試していければと思います。