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英語のプロンプトしか対応してない Microsoft Bing の Image Creator を日本語で利用する(新しいBing で翻訳も含めて依頼)

Last updated at Posted at 2023-03-24

※【追記2】 Qiita の「ChatGPTなどの活用方法を発信しよう!」のキャンペーンの説明を見たら、「ChatGPTなどの自然言語AI」という説明があったので、新しいBing を少し使ってる部分が関係するかもしれないと思い、「記事投稿キャンペーン_ChatGPT」のタグを追加してみました。

はじめに

この記事は、現在はプレビュー版で提供されている Microsoft の画像生成AI「Microsoft Bing の Image Creator に関連した話です。そして結論から書くと、以下のツイートに書いている話です。

今回の内容の概要

少し、補足をします。
画像生成AI「Microsoft Bing Image Creator」のページから、テキスト入力による画像生成ができますが、この画像生成を、チャット形式の対話AI「新しいBing」からも呼び出すことができます(※新しいBing から使う場合は、「会話のスタイル」を以下の画像内で矢印で示した「独創性」にすると、画像生成を利用できます
独創性を選ぶ

画像生成機能は、現時点では英語のプロンプトしか受け付けてくれません。日本語の画像生成用プロンプトを入力した場合、以下の画像のとおり「現在、英語のみがサポートされています」と表示されます。

Microsoft Bing Image Creator

新しいBing

しかし、これを日本語の文章入力だけで実行する方法がありました。
具体的には、「新しいBing」から画像生成を行う場合の話で、その際に以下のように「英訳+画像生成の両方を依頼」という感じの日本語の文面にしてみたら、英訳したプロンプトを返してくれたのに続けて、画像生成の結果も出力されました。

以下のプロンプトを英語にしたもので、画像を生成できる?
「氷の世界で、夜に空いっぱいの星とオーロラが見えている風景のピクセルアート」

↓こんな感じで、英語版のプロンプトと画像生成の結果が出力されます。
image.png

ちなみに、Microsoft Bing の Image Creator のページで英語のプロンプトで利用していた時は、DeepL翻訳を使ってプロンプトを作っていました。例えば、以下のような形です(基本的に、出てきた英語をそのまま使ってました)。

↓DeepL翻訳で翻訳を行ったもの
DeepL翻訳

↓DeepL翻訳の出力で画像を生成した時のもの
画像生成

試した経緯

Microsoft Bing の Image Creator を知る

元々、3/22 に「Microsoft Bing の Image Creator」が使えるようになったことと、今のところはプロンプトは英語のみになるというのを教えてもらいました。

↓ Microsoft Bing の Image Creator のページ( https://www.bing.com/create
image.png

Microsoft Bing の Image Creator を試す

それで、当初は「DeepL翻訳に日本語のプロンプトを入れる ⇒ 英訳されたものを Microsoft Bing Image Creator に入力」という手順で試していました。

その後、ニュース記事などで「新しいBing でも画像生成ができる」という話を見かけていたものの、試してはいない状況でした。

●新しいBingにAI画像生成機能 チャットでしゃべりながらイメージ出力も - ITmedia NEWS
 https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2303/22/news123.html

新しいBing からの画像生成を試す

その後に、新しいBing からの利用もやってみた際に、「プロンプトさえ英語なら対応してくれるかな?」というのを思いついて「日本語の依頼+英語で書いたプロンプト」という組み合わせを試し、画像が生成されました。
それができた後に、「前に、新しいBing での翻訳を試してたけど、その翻訳の依頼を画像生成の依頼に混ぜられたりするかな?」と思いそれも試してみて、そのやり方の場合も画像が生成されました。

上に書いた流れについて、最初に英語のみで依頼をした時のものと、日本語の依頼+英語のプロンプトを組み合わせてみた時の様子は、以下のとおりです。

1)まずは英語で依頼をしてみたもの
1)まずは英語で依頼をしてみたもの

2)プロンプトのみを英語、依頼文は日本語にしてみたもの
2)プロンプトのみを英語、依頼文は日本語にしてみたもの

【追加1】 サジェストから続きを選べるのが面白いかも

その後も Bing上での Microsoft Bing Image Creator の利用を試してみてたのですが、2つ目以降の追加は日本語を入れれば大丈夫なようです。
そして、追加する文章の候補が Bing上で出てきて(※ Bing のチャット機能として)、それを選んで続きを作っていくのも面白そうです。

上記ツイートの画像内で、サジェストが出ている部分をピックアップして掲載してみます。

サジェスト1
サジェスト2

ちなみに、上記で使ったプロンプトは以下の 3つです。

1)
次の内容を英語にして、その内容から画像を生成できる? "ゲームに出てくるモンスター、かわいいスライムのピクセルアート"

2)
他のモンスターも追加して

3)
背景に城を入れて

さらに、プロンプトを別のものにして試してみたりも。

【プロンプト】
1)
次の内容を英語にして、その内容から画像を生成できる? "ゲームに出てくるモンスター、ユニコーンと風景"
2)
ピクセルアートにして

ユニコーン

余談: ピクセルアート生成が個人的に楽しい

Microsoft Bing の Image Creator のページを開いた時、プロンプトの例がでた中の 1つで「ピクセルアートを生成する」というものが出たことがあり、その後、それを試したら個人的に楽しくなり生成を試してます。

上記の事例も、ピクセルアートのものばかりでしたが、他にも以下のような内容を試したりしました。

One dragon and one swordsman are fighting, the dragon is breathing fire and the swordsman is holding a shining magical sword and shield. Pixel art of the scene.
(DeepL翻訳に入力した元の文章 ⇒ 「ドラゴン1匹と剣士1人が戦っていて、ドラゴンは炎を吐いていて、剣士は輝く魔法の剣と盾を構えている。その様子のピクセルアート。」)
炎を吐くドラゴンと剣士

・One dragon and one swordsman are fighting, the dragon is breathing ice breath and the swordsman is ready with a shining magic sword and shield. Pixel art of the scene.
(DeepL翻訳に入力した元の文章 ⇒ 「ドラゴン1匹と剣士1人が戦っていて、ドラゴンは氷のブレスを吐いていて、剣士は輝く魔法の剣と盾を構えている。その様子のピクセルアート。」)
氷を吐くドラゴンと剣士

・A lot of IT engineers gathered at an offline event venue, listening to the speakers, and the venue where both speakers and audience can be seen.
(DeepL翻訳に入力した元の文章 ⇒ 「たくさんのITエンジニアがオフラインのイベント会場に集まって、登壇している人の話を聞いていて、登壇者も観客も見える会場の様子」)
image.png

3つ目の内容を少し補足

3つ目のものは、当初、イベント用のページやスライドに使えそうな画像が生成できないかを試していたものに関して、ピクセルアートバージョンを出力してみたというものです。
ピクセルアートじゃないバージョンは、以下のような感じでした。

聴衆と登壇者

DeepL翻訳でのプロンプト生成

登壇者の話を聞く聴衆

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