この記事は、2021年の toio のアドベントカレンダー の 16日目の記事です。
今回の内容
今年の toio のカレンダーに登録した記事では 3つ目となる記事で、トピックは 2つあります。
トピック 1つ目
1つは、以下のツイートに書かれている、toioDo の新コスチュームについてです。
【機能③_デフォルトのコスチューム大幅追加】
— toio(トイオ)公式 (@toio_jp) December 7, 2021
Scratch式プログラミングで、こどもたちが実装するときに、障壁となる「デザインパーツ」が、最初からたくさん入ったセットを、追加しました。
これで作れる幅が、ぐっと広がります。 pic.twitter.com/D3aOCXCY3M
トピック 2つ目
2つ目は、以下の記事では扱わなかった新ブロックの中の 1つ「衝突検出」の話です。
●【toio 2021(2つ目)】 #toioDo の新バージョンで追加された #toio の姿勢角ブロックを試す - Qiita
https://qiita.com/youtoy/items/eca7a5202962ce566586
なお、上記 2つの話は、以下の公式ブログにも出てきています。
●toio Doの新バージョンv1.3が公開されました | toio blog | toio(トイオ)
https://toio.io/blog/detail/20211207toio_do_v1-3.html
Scratch 3.0 / toioDo のコスチューム
コスチュームとは?
toioDo は、教育関連の話でも良く出てくる Scratch 3.0 をベースに作られています(Scratch 3.0 のソースコードは、GitHub で公開されていたりします)。
その Scratch 3.0 の中で、キャラクターを登場させたりする時に使える仕組みの 1つにスプライトがあり、その見た目を扱うところをコスチュームといいます。
Scratch 3.0 でデフォルトで用意されたスプライト(コスチュームを変える)
以下は Scratch のスプライト追加の画面をキャプチャしたもので、以下におさまりきらないくらい大量にあります。
toioDo での新コスチューム
PC版の toioDo で独自の新コスチュームを確認してみます。
ゼロから作成するための画面を開くと、デフォルトで 2つのスプライトが配置されています。
そして、そのうちのボタンのほうを選ぶと、以下のような記載があります。
ボタンのコスチュームを見てみると、1画面目でも複数のタイプのボタンがあるのが分かります。
さらに下を見ていくと、1画面に大量のコスチュームが並んだ部分もあって、大量追加という感じのようです。
#toioDo の新バージョンで増えたオリジナルコスチューム、大量に面白そうなものがありました!
— you (@youtoy) December 11, 2021
(これ以外にも、まだ少しあります)#toio pic.twitter.com/CJGdxvNBHN
個人的には「みらい系ボタン」がすごく気になりました。
一画面に複数まとまっているものの使い方
先ほどの、一画面に複数のパーツが集約されているものの使い方は、コスチュームの中で解説されていたりします。
具体的には、以下の画像のものです。
衝突を検出するブロック
ここからは、新コスチュームとは別の、もう1つの話題です。
新バージョンで増えたブロックの中の「衝突検出」を試してみます。
作ったもの
まずは、試しに作ったものを掲載してみます。
こちらは、「PC のディスプレイに向かってビー玉を転がすと、それに連動して画面内のスプライトが動く」といった内容のものです。
手作り感あふれる工作とビー玉、
— you (@youtoy) December 12, 2021
それと #toio 、 #toioDo でちょっとした試作。 pic.twitter.com/ODHX82yOco
プログラムの仕組み
ブロックで組んだプログラムは非常にシンプルなもので、以下のような処理がちょこっと用意されているだけです。
- 緑の旗を押した時、画面内のスプライトが右端の特定の位置(初期位置)に移動する
- toio での衝突検出を起点にした処理
- スプライトを左下に向かって動かす
10個にも満たないブロックで作れる、「toio が衝突を検出したら、スプライトが動く」というだけの単純なものです。
あと、動いているスプライトのコスチュームは、新しく追加されたものを使いました(特に、そのコスチュームでないとダメな感じでは全くないのですが...)。
工作をした部分
ビー玉が転がる部分は、かなり手作り感あふれる作りになっています。
適当にハサミで切ったダンボールを、手で折り曲げたり、養生テープで雑にとめたり、という感じで進めました。
手作り感あふれるやつの裏側 pic.twitter.com/dezYfkauT6
— you (@youtoy) December 12, 2021
作りとしては、転がったビー玉が特定のポイントを通る時、toio にある程度の振動・衝撃が伝わるように、という感じにしています。
おわりに
1つ前に書いた記事に引き続き、toio Do の新バージョン v1.3 に関する内容で記事を書きました。
まだ試せていない新ブロックも、引き続き、試していければと思っています。