はじめに
以下の記事で見かけた、GitHub Copilot の「カスタムインストラクション(Custom instructions)」関連の話題です。
●カスタムインストラクションの一歩先!GitHub Copilot への指示を分割管理しよう
https://zenn.dev/microsoft/articles/ghcp-reusable-prompt-files
公式情報
具体的には、ちょっと前に実験的機能としてリリースされたっぽい「Prompt files/Reusable Prompt Files」についての話です。
「Prompt files/Reusable Prompt Files」に関して、公式ページでは以下に記載があるようです。
(ドキュメントの項目名が Reusable Prompt Files で、Prompt files が機能になる感じでしょうか?)
機能について
「Prompt files/Reusable Prompt Files」の機能について見ていきます。
その前に、冒頭で名前を出した「カスタムインストラクション」の話を見ていきます。
Custom instructions
カスタムインストラクション は以前からパブリックプレビューで提供されていた機能で、VS Code の February 2025 (version 1.98) で GA になった機能です。
これを使うことで、以下の記事や公式ページに書かれているように、GitHub Copilot に特定の指示や情報を与えることができます(※ GitHub Copilot利用時のプロンプトに含めるのではなく、それを書いたものを用意して自動で読み込ませる形です)。
●GitHub Copilotにカスタムインストラクションで最新技術や独自ルールを教え込む
https://zenn.dev/microsoft/articles/github-copilot-custom-instructions
●Use settings
https://code.visualstudio.com/docs/copilot/copilot-customization#_use-settings
Prompt files/Reusable Prompt Files
Prompt files も、GitHub Copilot に特定の指示や情報を与えることができます。その点ではカスタムインストラクションと同じですが、その指示などを記載したファイルを柔軟に扱えるようです(現在は実験的な機能として提供)。
例えば、以下の公式の例のように「react-form.prompt.md」とか「security-api.prompt.md」といったようなファイルを特定のフォルダに用意しておいて、VS Code上でこれらを指定して読み込む使い方になるようです。
その「○○○.prompt.md」というファイル内の記載で、以下の部分のように、別ファイルの内容を読み込むこともできるようです。
別ファイルからの読み込みを行う場合の書式は、以下が使えるようです。
必要な設定など
この機能を利用するには、設定が必要です。
また用意したファイルの使い方などを含め、冒頭に掲載した記事や公式の情報をご確認ください。
おわりに
別途、この機能は試していければと思います。