はじめに
ChatGPT の Proプランへの提供と合わせて、API提供が開始された「o3-pro」の話です。
●Model - OpenAI API 【o3-pro 】
https://platform.openai.com/docs/models/o3-pro
自分の環境での API利用可否の確認など
自分のアカウントで OpenAI のプレイグラウンドを見たところ、自分の環境では o3-pro の API で使えそうだったため、これを Node.js で試してみました。
※ プレイグラウンドで試す場合は API種別を「Responses API」にしておく必要があるようです
上記の補足: Responses API にのみ対応
o3-pro は Responses API にのみ対応している、という話が、プレイグラウンド上でも表示されていました。
さっそく試す
過去にも、新しいAPI が出るたびにお試しをしているのですが、その時によく使っている以下のパッケージを使って試していきます。
●openai - npm
https://www.npmjs.com/package/openai
下準備
パッケージのインストール
下準備を進めます。まずは以下でパッケージをインストールします。
npm i openai
環境変数の設定
また環境変数 OPENAI_API_KEY に、OpenAI の APIキーを設定します。
コードと実行結果
公式サンプルの確認
冒頭でも掲載していたプライグラウンド上で、o3-pro の JavaScript用のサンプルコードを確認してみます。
また、以下の API のドキュメントのサンプルコードも合わせて確認します。
●Reasoning models - OpenAI API
https://platform.openai.com/docs/guides/reasoning?api-mode=responses&lang=javascript
上記の内容から、お試し用のコードを作ります(一部、使わなかった部分はコメントアウトした形にしてみています)。
自分が用いたコードと実行結果
お試し用のコードは、以下のとおりです。
import OpenAI from "openai";
const openai = new OpenAI({
apiKey: process.env.OPENAI_API_KEY,
});
const prompt = `
あなたは誰?自己紹介を3つの文章で。
`;
const response = await openai.responses.create({
model: "o3-pro",
input: [
{
role: "user",
content: prompt,
},
],
// text: {
// format: {
// type: "text",
// },
// },
reasoning: {
effort: "medium",
summary: "auto",
},
// tools: [],
// store: true,
});
console.log(response.output_text);
console.log(response);
上記を実行した結果は、以下のとおりです。
デバッグ出力した内容で model: 'o3-pro-2025-06-10'
という出力も出ているので、無事 API経由で o3-pro を使えているようでした。
なお、トークン数などが出力されている末尾の部分も掲載してみます。
別途、性能の確認などもやっていければと思います。