はじめに
以下の記事に書いていた内容に引き続き、Google I/O 2025 で発表された話のお試しをやっていきます。
●Gemini API ＆ SDK が MCP 対応したので試す（Node.js を利用）【Google I/O 2025】 - Qiita
https://qiita.com/youtoy/items/fd1b123c3f7fc3516264
今回の内容
今回は、上記の記事の最後に少し触れていた「Gemini・Gemma の新モデル」のお試しです。これらを Node.js を使って、API経由で試します。
ちなみに、API の無料枠でのお試しです。
今回試すモデル
今回試すモデルは、Gemini 2.5 Flash Preview の新バージョン（05-20）と、Gemma の新モデル（3n）です。
- モデル名（上記の Google AI Studio でも表示されている名称）
- gemini-2.5-flash-preview-05-20
- gemma-3n-e4b-it
それら公式のモデル情報は、以下の URL になります。
Gemini 2.5 Flash プレビュー
https://ai.google.dev/gemini-api/docs/models?hl=ja#gemini-2.5-flash-preview
Gemma 3n
https://ai.google.dev/gemma/docs/gemma-3n
Node.js で API を使う
Node.js で API を使って以下のモデルを試します。
- gemini-2.5-flash-preview-05-20
- gemma-3n-e4b-it
下準備
今回、Node.js のパッケージで、過去の Gemini のお試しでもよく使っている以下を用います（※ npm install @google/genai でインストール ）。
●@google/genai - npm
https://www.npmjs.com/package/@google/genai
それと、Gemini の APIキーを環境変数 GEMINI_API_KEY にセットしておきます。
コードと実行結果
Node.js のコードは、過去の Gemini のお試しでも用いた以下をベースにしました。
※ gemini-2.5-flash-preview-04-17 を試した時などにも使ったもの
import { GoogleGenAI } from "@google/genai";
const GEMINI_API_KEY = process.env.GEMINI_API_KEY;
const ai = new GoogleGenAI({ apiKey: GEMINI_API_KEY });
async function main() {
const response = await ai.models.generateContent({
model: "gemini-2.5-flash-preview-05-20",
// model: "gemma-3n-e4b-it",
contents: "なぜ空は青い？",
});
console.log(response.text);
}
main();
あとは API を使った処理を実行してみます。
実行結果1： gemini-2.5-flash-preview-05-20
gemini-2.5-flash-preview-05-20 を用いて得られたレスポンスは以下のとおりです。
無料枠で API を使うこともできています。
実行結果2： gemma-3n-e4b-it
次に gemma-3n-e4b-it を使って同じ処理を試してみます。こちらも無料枠で API を使うことができました。
おわりに
とりあえず、API の無料枠で Gemini・Gemma の新モデル（以下 2つ）を試せました。
- gemini-2.5-flash-preview-05-20
- gemma-3n-e4b-it
上記の API を使ったお試しもさらにやってみつつ、別途、Gemma 3n については Hugging Face で公開されているモデルをダウンロードして扱ってみるというのも進めたいところです。
●Models - Hugging Face
https://huggingface.co/models?sort=trending&search=google%2Fgemma-3n
