この記事は 「Arduino Advent Calendar 2019 - Qiita」の 21日目 の記事です。
今年は 1度、Hack Day 2019 で見た電子工作・マイコン等の話の記事をカレンダーに投稿していたのですが、また直接 Arduino な感じではないネタです。
「Arduino関連でなくても、電子工作・マイコン等にちょっとでも関連していればなんでもOK」とのことで、買ったばかりの製品などのネタを。
はじめに
ここ最近、面白そうな製品がちょこちょこでてきているので、つい頻繁に買ってしまう日々を送っています。
そんな中、購入した 1つがこちらです(※ ツイートの写真の右下のやつ)。
今日はまだ、コンビニに立ち寄ってなかったはずだけどw pic.twitter.com/NLaa0SqS90
— you (@youtoy) December 20, 2019
MESH GPIOブロック用電子スイッチ
こちらの製品について、公式サイトからの説明を引用します。
こちらは、下記の [MESH](https://meshprj.com/jp/) と組み合わせて使うものになります。MESH GPIOブロックを使って回路の通電(スイッチ)のON/OFFをコントロールできます。
例えば、MESH 温度・湿度ブロックと組み合わせて暑くなったら扇風機(モーター)のスイッチをONにする、MESH 明るさブロックと組み合わせて暗くなったら照明(LED)をONにするといった、電気を効率よく使う仕組みを再現することができます。
MESH GPIOブロック用電子スイッチ
MESH は様々なセンサー等の機能を持った 7種類のブロック(※ 個々のデバイス)があり、今回の話題にしている製品はその中の GPIOブロックと組み合わせるものになります。
GPIOブロックは、アナログとデジタルの入出力スイッチとなるブロックで、公式レシピ集にあるようなものを作ることができます(その制御はスマホ・タブレットから、ビジュアルプログラミングを使って行えます)。
MESH GPIOブロックと電子スイッチをつなぐ
上記の 2つを組み合わせる部分は「GPIOブロックの "電源出力" の ON/OFF」を使う形です。
MESH GPIOブロックの電源出力を ON/OFF すると、電子スイッチから出ている 2つのワニ口クリップの間の通電が ON/OFF になります。公式の説明によると、通電を ON/OFF する部分は「最大12Vまで、電流は最大1Aまで」となってなるようです。
実際に試してみようとして失敗
仕様の概要が分かったところで実際に試してみたのですが、思った通りの動作をせず。
どんなプログラムを作ったかは、記録に残しておこうと思います。
プログラムの内容と動作
とりあえずの動作確認のため、ちょうど手元にあった micro:bit を使って通電の ON/OFF を試そうとしました。
こんなプログラムを作って、P1 と GND の通電の有無で LED の表示が変わる、というのを意図したものです。
これで、電子スイッチの ON/OFF を切り替えてみたのですが、micro:bit の LED の表示は変わったり、変わらなかったりという動作をしていました・・・。
その他の GPIOブロック用製品
今回、上記の GPIOブロック用の製品を試したついでに、きちんと試せていなかった、以前から入手済みだった製品を見直してみようと思います。
MESH GPIOブロック用USBパワースイッチ
どういったものか、スイッチサイエンスさんの販売ページから説明を引用します。
MESH GPIOブロックを使ってUSB電源のON/OFFを制御するモジュールです。USB給電で動作するデバイスの電源ON/OFF切り替えができます。MESH GPIOブロックのVOUT端子とUSBの5V出力が連動します。出力がONになると基板上の赤色LEDが点灯します。このモジュールの他にmicro USBケーブル、USB電源が必要です。
- MESH GPIOブロック用USBパワースイッチ - スイッチサイエンス
つまり、USB給電で動作する機器の、給電の ON/OFF がプログラムで制御できる、というものになります。
USB給電で動作する機器は、たくさん見かけるようになっているので、使いどころがありそうですね。
また、実際に試してみた、という記事も Web で見かけて、こちらが写真付きで分かりやすかったです。
- MESH GPIOタグ用USBパワースイッチを試してみたメモ – 1ft-seabass.jp.MEMO
MESH GPIOブロック用Groveボード
こちらも、スイッチサイエンスさんの販売ページから説明を引用してみます(※ 一部抜粋)。
. MESH GPIOブロックでGROVEシステムのデバイスを使用するためのボードです。
デジタル入力1個、アナログ入力1個、デジタル出力2個(DOUTとPWM)の計4個のコネクタがあります。
供給される電源電圧は3.3 Vです。5 Vでしか使えないデバイスでは使えません。また、I2CやUARTを使用するデバイスも使用できません。
●MESH GPIOブロック用Groveボード - スイッチサイエンス
https://www.switch-science.com/catalog/3438/
説明に書かれたとおり、利用可能なモジュールには制約があるようです。
スイッチサイエンスさんのページに「MESH GPIOタグと連携可能なGroveモジュールのリスト」が書かれていたので、掲載しておきます。
- 【MESH GPIOタグと連携可能なGroveモジュール】 grove-mesh – スイッチサイエンス
その他の MESH GPIOブロック用の製品
他にも、自分は入手していないですが、下記のページに書かれているような製品もあるようです。
- MESH_Accessories – スイッチサイエンス
Web で作例に関する記事などを見てみたのですが、その過程で見かけた GPIOブロック自体を使った作例が紹介されている記事も含めて、いくつか載せておこうと思います。
- 第11回 MESHでここまでやる? MESH拡張基盤で、USB機器やサーボモータをつないで、面白ピタゴラ装置を作ろう! | Device Plus - デバプラ
- SONY MESHのGPIOタグを使って、リモートで動くロボットを作ろう! | Device Plus - デバプラ
- SONY MESHのGPIOタグとスマホで本格IoT!大事な人の位置を知らせるメーターを作ろう! | Device Plus - デバプラ
GPIOブロック単体で使うのも楽しそうです!
おわりに
自由度の高いカレンダーのおかげで、買ったばかりの製品について調べる良い機会になりました。
思った通りに動作しない部分があったので、原因をきちんと調べてみて、別のお試しなんかもやってみようと思います。
余談
ちなみに、電子工作を始めたきかっけは Arduino でした。
時は 2013年、メーカーという言葉を良く耳にし始める中で買った Arduinoスターターキット を使ったのが最初でした。
なかなか試さずにいたところ、当時は主催イベントのネタに使い、自分も登壇や講師を担当するようにしたことで、一気にお試し等を進められました。
- html5j エンタメ技術部 第1回勉強会 〜 Web技術者のためのArduino入門 〜 : ATND
- html5j エンタメ技術部 第2回勉強会(ハンズオン) : ATND
その後、そこでやった内容を記事にできたり、とても良い機会を得ることができました。
- 初心者でもわかる・できる!Arduinoを使った初めての電子工作実践 | HTML5Experts.jp