【記事公開後の追記】
この記事の公開後に X のポストを検索していたら、以下の 6/28 にポストされていた内容を見かけました。どうやら 2週間以上前から、Gemini 2.5 Pro を API で使う時の無料枠が復活していたようでした(気づけてなかった...)。
はじめに
Gemini 2.5 Pro は、当初は API に無料枠があって、正式リリース前のプレビュー版になったあたりで API の無料枠がなくなった、と記憶してます(※ Google AI Studio では継続して使えたりはしていたけど)。
↓このポストの話が、それに該当する内容だと思います。
そんな中、Gemini CLI の以下の「Use a Gemini API key」の部分を見ていたら、 「The Gemini API provides a free tier with 100 requests per day using Gemini 2.5 Pro」 という記載がありました。
そして上記の「100 requests per day」という部分のリンク先は以下で、「Free Tier」のレートリミットの一覧に「Gemini 2.5 Pro」が入っています。
●Rate limits | Gemini API | Google AI for Developers
https://ai.google.dev/gemini-api/docs/rate-limits#free-tier
今回試したこと
それで、今の Gemini API だと「Gemini 2.5 Pro」を無料で使える枠がありそう、と思って Node.js で試してみました。
結果
先に結果を示します。
よくサンプルで使われている「なぜ空は青い?」というプロンプトで試し、API経由で以下の返答を得ることができました。また、レスポンスを見てみると 「modelVersion: 'gemini-2.5-pro'」 となっていることが確認できました。
試した内容
以下は、試した内容についてです。
下準備
今回、Node.js を使いますが、その際にパッケージとして以下を使います。
●@google/genai - npm
https://www.npmjs.com/package/@google/genai
また、無償版のアカウントで作った Gemini の APIキーを、環境変数 GEMINI_API_KEY としてセットしておきます。
用いたコード
コードの内容は以下の通りです。モデルに関する指定の部分は 「model: "gemini-2.5-pro"」 としています。
import { GoogleGenAI } from "@google/genai";
const GEMINI_API_KEY = process.env.GEMINI_API_KEY;
const ai = new GoogleGenAI({ apiKey: GEMINI_API_KEY });
async function main() {
const response = await ai.models.generateContent({
model: "gemini-2.5-pro",
contents: "なぜ空は青い?",
});
console.log(response.text);
console.log(response);
}
main();
あとは上記を nodeコマンドで実行しました。その結果が、上で掲載していた画像の内容で、Gemini 2.5 Pro が使われた結果のレスポンスを得ることができました。
【記事公開後の追記2】
6/25 に公開した以下の記事で、Gemini CLI のリポジトリ内の API利用に関する部分のキャプチャをとっていたところがあるのですが、API利用に関する説明も前は異なっていたようです。
●Gemini CLI をさっそく試してみた! - Qiita
https://qiita.com/youtoy/items/fa5b696b055ed4a992ec
APIキーを使って Gemini CLI を使う方法について、当時の記載内容は以下のようになっていたようでした。