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GR-ROSE と Node.js のプログラムの間でシリアル通信(一方向)

Last updated at Posted at 2021-10-16

表題の件を試した際のメモです。
GR-ROSE と Node.js のプログラムとの間で、一方向のシリアル通信を軽く試してみます。

GR-ROSE側

以下の公式のプログラムを動かしてみます。

●GR-ROSE チュートリアル:IDE for GRでスケッチ | Renesas
 https://www.renesas.com/jp/ja/products/gadget-renesas/boards/gr-rose/project-arduino-sketch-ide-gr

開発には IDE for GR を使う形で、手順は上記のページ内のとおりです。
書き込みをする際、GR-ROSE のリセットボタンを押して USBドライブとして認識させてから行う、というのがあったりします。

プログラムは以下で、サンプルほぼそのままです。
遅延の設定だけ、100ミリ秒から 1秒に変えています。

void setup() {
  // put your setup code here, to run once:
  Serial.begin(9600);
  pinMode(PIN_LED1, OUTPUT);
}
 
void loop() {
  // put your main code here, to run repeatedly: 
  digitalWrite(PIN_LED1, LOW);
  delay(1000);
  digitalWrite(PIN_LED1, HIGH);
  delay(1000);  
  Serial.println("hello");
}

こちらの動作確認を、IDE for GR のシリアルモニタで行っておきましょう。

以下のように、一定時間ごとに「hello」という文字列が出てくれば OK です。
シリアルモニタで動作確認

Node.js側

Node.js側は、以下を使ったりするとシリアル通信を扱えるようになります。

●serialport - npm
 https://www.npmjs.com/package/serialport

かなり前ですが、以下の記事に出てくるお試しの際に、利用したことがありました。

●#toio を Alexa や micro:bit から操作する 〜概要編〜(JavaScriptライブラリを使ってみた) - Qiita
 https://qiita.com/youtoy/items/0ee56f5395e3f4c72c51

今回は、読み取りだけできれば良いので、公式ドキュメントの Readline Parser のサンプルを利用します。
以下で「【自分の環境に合わせて変更】」と書いている部分は、ご自身の環境の設定に合わせて変更してください。

const SerialPort = require('serialport')
const Readline = require('@serialport/parser-readline')
const port = new SerialPort('/dev/【自分の環境に合わせて変更】')

const parser = port.pipe(new Readline({ delimiter: '\r\n' }))
parser.on('data', console.log)

GR-ROSE は PC につないだまま動作させ、その状態でプログラムを実行すると、以下の出力が得られました。
Node.jsのプログラムの実行結果.jpg

おわりに

とりあえず、公式サンプルを流用した GR-ROSE と Node.js のプログラムの間でシリアル通信を試しました。

さらに、両方のプログラムに処理を追加していって、何か面白そうなものを作っていければと思います。

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