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【IoTLT 2020】 micro:bit を使った IoT(Grove - UART Wifi V2 との組み合わせ、IFTTT利用)

Last updated at Posted at 2020-12-13

この記事は、IoTLT Advent Calendar 2020 の 13日目の記事です。
内容は、Microsoft MakeCode for micro:bit を使って IoT の仕組みを作ることができる「Grove - UART Wifi V2」の話です。

この Grove - UART Wifi V2 は、micro:bit で Grove を使えるようになるシールドと組み合わせて使うことで、micro:bit での Wi-Fi 接続が行えるようになったり、micro:bit から IFTTTThinkSpeak といったサービスの利用ができるようになるものです。

EloEFuZU4AAM4rm.jpeg

micro:bit は新旧 2つのバージョンがありますが、今回は旧バージョンを使っています。本当は新しい v2 を使おうとしたのですが、2020年12月13日現在では Wi-Fi への接続処理が v2 を使った場合だとうまくいかなかったためです(Facebookグループで情報をもらい、また実際に自分でも試してみて確認しました)。

なお、micro:bit と「Grove - UART Wifi V2」の組み合わせは、前に軽く試してみたことがあり、その時の様子は以下となります。micro:bit の Aボタンを押したら、IFTTT経由で LINEアプリに通知がとぶ、というシンプルな内容を作ってためしていました。

micro:bit で Grove・Wi-Fi・IFTTT を使う

今回使うシールドと Groveモジュール

今回、micro:bit から Wi-Fi につなぐ部分で使っている「Grove - UART Wifi V2」は、名前のとおり接続部分が Grove となっています。micro:bit と Grove の端子は直接つなげられないのですが、この接続部を仲介してくれるシールドがあります。

そのシールドは、スイッチサイエンスさんだと以下の単体販売・Groveモジュールがセットになったキットでの販売の両方があります。

●micro:bit用 GROVE Inventor Kit - スイッチサイエンス
 https://www.switch-science.com/catalog/3389/
●micro:bit用GROVEシールド v2.0 - スイッチサイエンス
 https://www.switch-science.com/catalog/5434/

自分は、以前キットになっているほうを購入していました。また、縁あって以下のエンジニアブログに、このキットに関する記事を寄稿させていただいたこともあり、そちらで解説を書いたりしています。

●micro:bit(マイクロビット)用のビジュアルプログラミング環境でGroveモジュールを使う 〜マイクロビット用Grove Inventor キット〜 - Seeed K.K. エンジニアブログ
 https://lab.seeed.co.jp/entry/2020/05/22/120000

シールドに関しては、よく micro:bit と LEDテープとを組み合わせて使うのに重宝していたりします。

なお、Grove - UART Wifi V2 のほうは、スイッチサイエンスさんでは売ってないですが、マウザーさんのオンラインサイトで売っていたりしました。

micro:bit用GROVEシールドの拡張ブロックと Wi-Fi利用関連のブロック(MakeCode の話)

この micro:bit用GROVEシールドを使って MakeCode でプログラムを組む場合、MakeCode用の拡張ブロックを利用すると便利です(※ 上記のエンジニアブログに寄稿した記事でも、解説を書いています)。

MakeCode の拡張機能の検索で、「Grove」をキーワードにして検索すると、以下のように拡張ブロックが出てきます。
シールド用の拡張ブロック.jpg

そして、MakeCode に追加をすると複数の Groveモジュール用のブロックが追加され、その中に「Grove - UART Wifi V2」用のブロックも含まれています。

Wi-FI1.jpg

Wi-Fi2.jpg

内容としては、Wi-Fi の接続設定をする部分と 2つの外部サービス(IFTTT、ThinkSpeak)と連携する部分とがありました。

micro:bit で IFTTT を使う

上で掲載していた拡張ブロックの画像の中で、以下の部分が IFTTT を使うためのブロックです。
IFTTT を利用されている方は察しがつくかもしれませんが、「IFTTT の Webhooks」に対応した設定項目が並んでいるようです。

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これにより、micro:bit のボタンを押した時や、micro:bit のセンサーで特定の条件を満たした時などをトリガーにして、インターネット経由で別サービスに何らかのアクションを起こすことができます。

この記事の冒頭で以前お試しを行った際のツイートを引用していましたが、そこで掲載していた事例では「micro:bit の Aボタンを押すと、LINEアプリに通知が行われる」ということをやっていました。

micro:bit と Grove - UART Wifi V2 をつないだ状態は、以下の画像の通りでした。
EloEGblU4AArunv.jpeg

そして、MakeCode で作成したプログラムは、冒頭にも掲載していた以下の画像のとおりです。
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また、IFTTT 側では Webhooks と LINE Notify を使う設定をして、それらにより micro:bit側でボタンを押すことで以下の画像にあるように LINEアプリへの通知を行う、という動作を実現しました。

EloEHHxUcAEB7Kg.jpeg

まとめ

今回、Grove - UART Wifi V2 を使った micro:bit からの IFTTT利用の話を書きました。

今回の内容は動作確認を少しやってみた、というくらいの内容でしたが、さらに micro:bit側・IFTTT側のそれぞれで何らか追加の実装・設定をして、さらに何か面白そうな仕組みを作れないか、検討できればと思っています。

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