はじめに
2024年の4月6日(土)と4月7日(日)の 2日間、北名古屋市で開催されたモノ作り系の展示イベント「つくろがや」に出展をしてきました。
●つくろがや! | みんなのものづくり展示会
https://tsukurogaya.nagoya/
出展した内容は、100円ショップで売っているマスコットキーホルダーを、小さなロボットトイを使って走らせる、というものです。
今回の記事は、その展示作品自体の話ではなく、その作品展示で行った工夫の話です。
具体的には、電子ペーパー系デバイス・iPad を活用した作品情報の表示についてです。
背景の補足
自分が行った展示は、このイベントで企画されていた『1時間の枠から出展が行える「ふらっと展示」』を活用したものでした。
「ふらっと展示」を活用した出展について
当初、つくろがやは 2日目のみ参加し、そして見る側として参加する予定でした(※ 2日間フルの予定確保ができず)。
しかし後から、この 1時間から展示が行える「ふらっと展示」を知り、2枠分を使った展示もやってみることにしました。
ふらっと展示のおかげで、2日目のみしか参加できない中で、展示も行いつつ、さらに他の方の展示も見てまわる時間を十分に確保できたので、とてもありがたかったです。
一方、ふらっと展示の展示スペース配置などの都合上、電源が利用できないという制約がありました。それと、前後に展示する方がいる中で、自分の展示時間の前後での準備・片付けを行う必要がありました。
それで、サクッと準備や片付けができて、電源を利用できなくても問題が生じなさそうなデバイスを使って、展示説明用の情報提示を行ってみようと思いました。
今回の記事のトピックは、「電子ペーパー系デバイスと iPad」を活用して、展示作品の情報提示をやってみた話です。
展示に関する情報提示に電子ペーパー系デバイスと iPad を活用してみた
「電子ペーパー系デバイスと iPad」を活用した展示作品の情報提示という話は、上で示した動画内でいうと以下の 2箇所が該当します。
ふらっと展示の環境として、上でも書いた、電源が利用できないという制約がありました。
そのため、電源のもちが良い iPad と、情報書きかえ後は電源が不要になる電子ペーパー系デバイスを、展示情報の提示で活用することにしました。
上の画像の、左上にも iPad がありますが、そちらは作品で使っているロボットトイを制御しているプログラムを動かしているものです。そのため、情報提示とは別目的での利用となります。
※ 余談ですが、プログラムを動かす環境にノートPC ではなく iPad を意図的に用いたのですが、これは上記の電源が利用できない環境という条件に合わせて選定しました
それでは、それぞれのデバイスを用いた情報提示について、もう少し説明を書いていきます。
iPad の活用
まずは、以下の iPad での情報提示です。
この iPad を卓上に設置するために、以下のポストに出てくるケース(※ 裏にスタンドがついているもの、展示ではキーボード部分は取り外して利用)を使いました。
https://twitter.com/youtoy/status/1769321626414592184
角度調整もできて、なおかつ安定性もあり、とても便利に使えました。
この iPad に表示するコンテンツは、作品情報を登録している ProtoPedia というサイトのページを使いました。
●toio と toio Do でマスコットキーホルダーを手軽に走らせる | ProtoPedia
https://protopedia.net/prototype/3359
このページに、概要や写真・動画、プログラムの例などを掲載していたため、準備の手間をかけることなく提示する情報を用意できました。
電子ペーパー系デバイス(M5Paper)の活用
次に、以下の M5Paper という電子ペーパー系デバイスを活用したほうの話です。
↓このような形で、M5Stack社が出しているデバイス「M5Paper」に、展示情報を表示させていました。
https://twitter.com/youtoy/status/1776612572487111066
画面上に表示するコンテンツは、グレースケールのものを表示できるので、濃淡のある写真も表示できます。一方で、デバイスのサイズ的な制約で、小さい文字を表示すると見づらくなりそうでした。
そのため、今回の提示内容は写真をメインとし、その他に「作品名・出展者名・イベントバナー」を並べる、というシンプルな構成にしました。
元画像の作り方
なお、ここで掲載している元画像は、PowerPoint上で作っています。
このように作成した画像を、電子ペーパー系デバイスに表示させるための手順などは、過去に Qiita で記事を書いたことがあります。ご興味がある方は、よろしければ、↓こちらをご参照ください。
●イベントで大活躍する電子ペーパー名札を作る!(M5Paper と UIFlow などで作成する手順) - Qiita
https://qiita.com/youtoy/items/545cb81fd3188e63f8aa
電子ペーパー名札を用意する
上記の Qiita の記事のタイトルで、「イベントで大活躍する電子ペーパー名札」という説明を書いています。
これは、今回の説明で「展示情報の表示」に用いたデバイスを、これまで、ストラップやケースなどもつけた名札として活用してきており、そして、その話を記事に書いているためです。
なお、自分はこの電子ペーパー系デバイスを 2台持っているので、今回のイベント用の名札にしたものも別に用意して利用しました。
https://twitter.com/youtoy/status/1776603149614076018
その他
以下、余談です。
主催者・来場者の方に作品をポストしていただけました
今回の自分の展示は、2時間ほどの時間で日時も限定されたものでした。
そのような中、主催者・来場者の方に作品をポストしていただけてありがたかったです。
↓このように、動いている様子の動画をポストいただけたりもしました。
↓ポストいただいた皆さまには、本当に感謝です!
電子ペーパー系デバイス 3台が集合
上で書いていた、電子ペーパー系デバイスの話です。
自分が、上で書いていた用途で 1台と、首からさげて使っていた名札で 1台の、合計 2台を持ち込んでいました。
さらに、主催者の方が 1台持ち込んでいて、会場内に合計 3台がある状態でした。そして、それらが集合した写真がポストされていたので、掲載してみます。