0
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

完走賞ゲットのため小ネタ 25記事を投稿しようとチャレンジ v2Advent Calendar 2023

Day 3

ブラウザのタブ間でのリアルタイム通信を p5.js で 1つずつ試す: Broadcast Channel API【完走賞ゲット-3】

Posted at

この記事は、「完走賞ゲットのため小ネタ 25記事を投稿しようとチャレンジ v2 Advent Calendar 2023」の 3日目の記事です。

今回の内容

今回の記事の内容は、2年以上前に以下の記事で紹介していた内容の続きです(ずいぶん時間がたってしまいましたが...)。

●ブラウザのタブ間でのリアルタイム通信を行う 4つの方法【概要編】 #JavaScript - Qiita
 https://qiita.com/youtoy/items/b202209d0eb36bad830f

上記は、ブラウザのタブ間でリアルタイムに通信を行う場合、以下の 4つの方法があるという情報などを見かけ、そのソースコードがどんな感じになるか、概要を書いていたものでした。

  1. Local Storage Events
  2. Broadcast Channel API
  3. Service Worker Post Message
  4. Window Post Message

その後は、上記を試す機会がなかったのですが、以下の内容に関するテスト実装をやりたくなり(とりあえずは MQTT を使った部分があり、それを置きかえたかった)、上記の内容を久しぶりに発掘してきました。

●「スクリーン上でブラウザのウィンドウを動かしたら描画に影響」「2つのブラウザのウィンドウの一方を動かすと他方に影響」という方向の実装作品の技術メモ #JavaScript - Qiita
 https://qiita.com/youtoy/items/945edb13856417c8c901

Broadcast Channel API

そして、まずは「Broadcast Channel API」を試してみることにしました。

MDN では、以下のページで書かれているものです。

●ブロードキャストチャンネル API - Web API | MDN
 https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/API/Broadcast_Channel_API

p5.js で簡単な実装を試す

この Broadcast Channel API に関し、p5.js を使った簡易な動作確認をやってみます。その際、それを試す環境として、Web上に用意されている「p5.js Web Editor」を使ってみます。

試した内容

それでは、試した内容について概要を以下に書きます。

動作している様子

実際に、こんな感じで動作確認ができました。

以下では、「mouseMoved() が発生した時に mouseX・mouseY で円を描画しつつ、それらの 2つの座標の値を Broadcast Channel API で送信 / Broadcast Channel API で受信した 2つの座標を使って円を描画」ということをやっています。

ソースコード

上で紹介した内容の、送信側と受信側のソースコードを掲載してみます。

以下は送信側です。
mouseMoved() が発生した時に mouseX・mouseY を channel.postMessage() で送っています。それと、setup() のところで、 ブロードキャストチャンネルへの接続のための new BroadcastChannel() を入れています。

必要な実装は、非常にシンプルです。

送信側
let channel;

function setup() {
  createCanvas(400, 400);
  background(220);

  channel = new BroadcastChannel("mouse_channel");
}

function mouseMoved() {
  if (channel) {
    const x = mouseX, y = mouseY
    channel.postMessage({ x,y });
    circle(x, y, 30)
  }
}

以下は受信側です。
setup() のところで、 ブロードキャストチャンネルへの接続のための new BroadcastChannel() を入れています。また、その後に channel.onmessage で、データを受信した時のイベントをトリガーに実行される処理を書いています。

必要な実装は、非常にシンプルです。

受信側
let channel;

function setup() {
  createCanvas(400, 400);
  background(90);
  noStroke();
  fill(100, 150, 200);

  const channel = new BroadcastChannel("mouse_channel");

  // データを受信したときの処理
  channel.onmessage = (e) => {
    const { x, y } = e.data;

    background(90);
    text(`x: ${x}`, 10, 20);
    text(`y: ${y}`, 10, 40);

    circle(x, y, 100);
  };
}

おわりに

ブラウザのタブ間でのリアルタイム通信を実現する方法に関して、今回「Broadcast Channel API」を試しました。その際に、オンラインの環境の p5.js Web Editor を使って p5.js と組み合わせる形で試しました。

今回試したもの以外にも、冒頭に書いた方法が複数あるので、それらも試していければと思います。

0
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?