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【Dart】pubspec.yamlのバージョン指定方法

Last updated at Posted at 2020-03-23

はじめに

こちらの内容を参考にしています。

pubspec.yamlのバージョン指定方法

ここでは、セマンティックバージョニングによってバージョン指定されていることを前提としています。
また、解説のため、メジャーバージョンはx,マイナーバージョンはy,パッチバージョンはzで表現しています。

DartのSemanticバージョニングについての説明はこちら
https://dart.dev/tools/pub/versioning#semantic-versions

未指定 or any

どのバージョンでもokという指定方法。
できる限り一番最新のバージョンがインストールされる。(他に指定しているライブラリのバージョンに依存している場合は、できる限り最新のバージョンになる)

pubspec.yaml
dependencies:
  rxdart:       # どちらでもOK
  provider: any # どちらでもOK

ただ、anyは、パフォーマンス上の理由から推奨されていないそうです。

x.y.z

記述したバージョンのみの指定。この場合は4.0.3が必ず取得される。

pubspec.yaml
dependencies:
  provider: 4.0.3

>=x.y.z

記述したバージョン以上の指定。この場合4.0.3は含まれる。

pubspec.yaml
dependencies:
  provider: >=4.0.3

>x.y.z

記述したバージョンより大きいバージョンの指定。この場合4.0.3は含まれない。

pubspec.yaml
dependencies:
  provider: >4.0.3

<=x.y.z

記述したバージョン以下の指定。この場合4.0.3は含まれる。

pubspec.yaml
dependencies:
  provider: <=4.0.3

<x.y.z

記述したバージョン未満の指定。この場合4.0.3は含まれない。

pubspec.yaml
dependencies:
  provider: <4.0.3

'>=a.b.c <x.y.z'

a.b.c以上、x.y.z未満という指定方法。

pubspec.yaml
dependencies:
  provider: '>=4.0.3 <5.0.0'

^x.y.z

Caret syntaxと呼ばれるもの。
指定したバージョンの下位互換性を担保できるものが指定でき、セマンティックバージョニングの慣例に従って指定される。
例えば、^2.1.0と指定した場合、'>=2.1.0 <3.0.0'の省略形として定義できる。

pubspec.yaml
dependencies:
  provider: '^4.0.3'  # '>=4.0.3 <5.0.0'の意味

※Caret syntaxはDart1.8.3に追加されたので、1.8.3以上でないと使えないそうです。

まとめ

今までとりあえずCaret syntaxで指定していましたが、他にも色々指定方法があったので勉強になりました。参考になれば幸いです。

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