はじめに
画像を用いた寸法測定ツール作成は、カメラからの遠近によるサイズミスマッチや精度の問題があって敬遠しておりました。
しかし先日、面白そうな記事を見つけました。
ちょっとした改良
2か月前に 1 commitされているのみで、開発が進んでいるのか止まっているのかわかりません。ひとまずfork / git clone し自分でも使ってみて、必要に思った機能を追加しました。詳しい操作方法などはREADME.mdをご覧ください。二値化して面積求めたりする機能もあるようですが、私には必要なさそうなので説明を省略しています(元リポジトリには一切の説明がありません)。
メイン画面
実スケール入力(追加した機能)
いわゆるキャリブレーション。基準となる長さが 10 mmのみでは不便に感じ、変更できるようにしました。
簡易測定結果
基準となる長さを適当に取りすぎた(定規から離れているし、斜めになっている)のと、定規より消しゴムの方がカメラに近いため、寸法が多少異なっています。
実寸すると縦横 22x53 mmでした。
三次元物体を測定するのは避けた方がいいかもしれませんね。きっちり測りたいなら市販されているツールを購入して利用するのが確実です。
ただし、例えば測定する対象をローカルで読み込んだCAD画像にすると、カメラからの遠近によるサイズミスマッチなどの問題は気にする必要がなくなります。また、線分長さの総和を算出できるようにすると応用の幅が広がるかもしれません。
おわりに
簡易寸法測定ツールの改良についてまとめました。開発中とのことで完成を気長に待ちたいと思います。
追伸
protopedia.net の記事を引用しております。参考元の作者様にコメントでコンタクトを取ろうと思って新規登録しようとしましたが、受信確認用のメールが届きません...。ライセンスの関係でまずいことになりそうであれば記事を非公開にします。