このドキュメントの目的
stripe+connectでクーポン機能を実装するにあたってクーポンの挙動をメモ。connectが絡むとプラットフォーム手数料の扱いがどうなるかなど気になったのでそこを重点的に
検証の条件
- connect
- stripe elements
- ディスティネーション支払いでプラットフォーム手数料をユーザーからとっている形
- subscription
プラットフォーム手数料について
クーポンで割引した際のプラットフォーム手数料の計算は下記記事の通り。
application_fee_percent の計算方法については、このシナリオを検討してください。
請求サイクルのサブスクリプションコストが 30 USD。
次のインボイスに 10 USD のインボイスアイテムがある。
50% のクーポンが適用される。
application_fee_percent は 10。
このケースでは、プラットフォーム手数料の合計は 2 USD: (30 USD + 10 USD) x 50% x 10% です。
全体からまずクーポンで割引されてそこからプラットフォーム手数料の計算が入る。
クーポンの挙動
下記条件で挙動を検証
- ユーザーに対して下記のクーポンを適用
- subscription
- 無期限に割引
適用範囲
後から追加するサブスクリプションを含む、顧客のすべての継続支払いを常に割引したい場合を除いて、顧客ではなくサブスクリプションにクーポンを追加することをお勧めします。
以前契約したsubscriptionも含めこれからの決済全てが割引される。
優先度
サブスクリプションに適用されるクーポンは、顧客に適用されるクーポンよりも優先されます。
途中でクーポンを削除した場合
クーポンを削除しても、適用される割引がサブスクリプションまたは顧客から削除されるわけではありませんが、そのクーポンは今後のサブスクリプションまたは顧客に適用されなくなります。
ちょっとわかりにくいが「適用される割引」というのは適用された割引で支払いが完了しているものはもちろん変更されない。ただsubscriptionの次の決済は割引なしになる。
複数のクーポンは適用できるか
複数はできない
途中でクーポンの割引率など条件を変更できるか?
- クーポンの条件は変えられず、名前しか変更できない
- 新しいクーポンを作成し、違うクーポンに変更するのは可能
参考資料
stripeクーポンドキュメント