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zube.ioが自社のプロジェクトのスクラム管理にハマるか

Last updated at Posted at 2019-01-27

はじめに 💻

自プロジェクトでスクラム開発を行うのに適したマネジメントツールをいくつか試してみて、zube.ioが良さそうだったので少し使ってみた感想と紹介です。その辺を漁っている方の調査時間を少しでも節約できたら幸いです。

求める機能 😆

  • 複雑すぎない(学習コスト、利用料が高いなど)
    • 3-5人位でサクッと導入、ハマらなければやめれる
  • GitHubと簡単に連携出来る
    • 会社がGitHubを使った開発がメインなので、ツール側とのタスク二重管理はなんとしても避けたい
    • コミットメッセージに含めて...とか言わずに簡単に相互連携されている
  • アジャイルのFWが最低限使える
    • Sprint
    • Epic
    • User Story
    • Story Point
    • Velocity

Zube.io

https://zube.io/
スクリーンショット 2019-01-27 13.50.05.png

Blog https://zube.io/blog

  • 料金

Pivateリポジトリでも、無料で使えるようです。 アリガタイ。

人数的にも導入初期なら問題ない。

スクリーンショット 2019-01-27 13.19.44.png

使い勝手紹介 🍕

ここからは、一般的なUI紹介というより、自社プロジェクト/プロダクトに合わせて使いやすいか目線になります。開発はGitHubでISSUESをベースとした開発を行っていて、ISSUEの扱いは個人でバラバラ(親ISSUE、長いことOpenなISSUE、TODOと化したISSUE等)なのが現状です。

GitHub連携

GitHubでログインしておけば、Create a new organizationCreate a new project から順に作成すると、特に迷うことなくGitHub側と連携することができます。ラク...
Zubeプロジェクト = GitHubリポジトリ になりそうです。

Sprint

これはZube側で作成します。メニューの 「Sprint」から期間等を設定するとSprintのカンバンが作成されます。作成後、このようにリストになって簡単な進捗なども確認出来るようになります。個人的に人がダッシュしているアイコンは好み。

スクリーンショット 2019-01-27 15.47.08.png

Epic

これは、ISSUEと関連付けないでZube側のみで管理するようです。
ZubeのEpicからISSUE作成、またその逆も無理そうでした(見つけられてないだけかも?)
特にZenHubのようにEpic=ISSUEとして使いたいわけでも無いので、ここは別管理でも問題なさそう。

ちなみに、ISSUE(User Story)を Find card by title or number で検索してEpic配下にすることが可能です。

スクリーンショット 2019-01-27 15.49.53.png

User Story

GitHubのISSUE=User Storyとして管理する世界観のようなので、試しにGitHub側でUser StoryなISSUEを作成してみます。ZubeではCardと呼ばれているようです。

スクリーンショット 2019-01-27 15.03.05.png

そうするとすぐにZube側Sprintの Inbox にカードが現れるので後は作業するSprintに移動させてやればOK。
当然、ZubeからもISSUEが作成できました。「左メニュー > Issue manager > New card」で一度作成し、編集ウィンドウの Add card to a source からGitHubリポジトリと連携出来ます。 タグなどもZubeでつけたものがそのままGitHub側にも引き継がれるので非常に助かる..

カードを Done に移動させれば、自動的にZube/GitHub側のISSUEが スクリーンショット 2019-01-27 15.56.42.png に変わってくれるのでこの辺も管理コスト削減に良さそうです。

Sprint Boardはこんな感じ(ISSUE作ったり、複数Sprint設定してみた後)

スクリーンショット 2019-01-27 15.28.30.png

Story Point(とPriority)

ZubeからCardに対して相対ポイントを付与できます。この辺は後述の計測などに有効なので、是非ともつけておきたい所。Priorityをつけて後でソートも可能。

スクリーンショット 2019-01-27 16.05.12.png

計測

やはりこの辺は手動管理も面倒なので、最低限の機能があるのはとてもいいと思います。
しばらくの間は、使うのVelocityとBurndownsくらいかなぁ。
スクリーンショット 2019-01-27 16.27.13.png
Burndownsはちゃんと理想線、実績線も見れそうです。

スクリーンショット 2019-01-27 16.14.47.png

Velocityは期間を選択して、その間のVelocityがスプリントごとに表示されます。
Velocityをもとに数ヶ月規模のプロジェクトもざっくり見積もってスケジュールに繋げないといけないので、欲しい機能ですね。
スクリーンショット 2019-01-27 16.31.21.png

その他

いわゆる課題(ISSUE)管理が、User Story化しているので、 代わりに、Task Bug Feature Questionなどの課題管理用に Tickets が用意されています。これをそのままISSEU化することも可能でした。これは案外便利かもしれん。

所感 💭

良かったこと

  • GitHubとの強い連携
    Trelloや、taiga.ioあたりと比べてGitHub連携がとてもやりやすいと思います。
    ここは重視していたのでありがたい。 ISSUE(GitHub)=Card(Zube)=User Storyとして扱うと相性が良さそうです。

  • 操作が簡単だけどカンバン以上
    Jira、OmniPlanとか設定が沢山ありすぎて意識が飛ぶ...のは私だけでしょうか(笑)
    とはいえ、Waffle.ioのようにカンバンだけだと少し物足りないし、逆に、各スクラムイベントや、ストーリーマッピングなどモリモリサポートでも困るので、ツールとしてはちょうどいい機能感でした。

  • Sprint Boardのスプリント切り替えのUI
    こちらはとても気に入りました。現実世界ではどうしてもUserStoryがSprintを跨ぐことが稀によくありますが、このUIだと、Sprintの切り替え、いったんInboxへ戻す、次Sprintへ移動するあたりがスムーズに行くなと。あと、余計な画面切り替えが少ない印象で、操作感もなかなか心地よいものでした。他のツールで、モッサリしているなぁと感じる人には良いかもしれません。

懸念点

最近、TwitterやBlogの元気がないので、あまり開発が行われていないのかも...というところですね。マネタイズ出来ずにサービス終了...も無いとは言えないですが、あまり気にしないことにします。

おわりに :hand_splayed_tone2:

アジャイルやスクラムは概念や経験が物を言うので、ツール導入して安泰ということは無いです(私もまだよく分かってない部分ある)。が、少しでも手動作業を減らす、アジャイルの概念をすばやく浸透させる、ある程度ツールが導いてくれる、あたりを期待して使うのは非常に良いと思っています。開発フローがもう少し安定してきたらそちらも共有できればと思います。雑な記事で、失礼しました :pray:

参考

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