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Microsoft Power BIAdvent Calendar 2019

Day 6

Power BIでIoTデータの可視化(初級編)

Last updated at Posted at 2019-12-06

#概要
IoT関連のシステムで、データの可視化をするのにもPower BIは役立ちます。
今回はちょっとしたPoCでの時系列データを、Power BI Desktopで可視化したいと思います。

時系列データの表示だけであれば、
Power BIでなくとも様々なサービスがあります。

他のいろんなデータを組み合わせる場合、Power BIがすごく便利なので、
特にお客さんから指定が無ければ、Power BIをオススメしています。
(そしてお客さんでもいろいろ操作・変更するのが楽なので。)

今回はとりあえず可視化まで。

#システム
実際に過去に行ったPoCを題材にしたいと思います。
部屋にいくつかの温度センサーを置いて、
それをクラウド上のデータベースに保存しています。
※今回は可視化側の話なので、こちらの詳細は割愛しますが、
 そのうちこちらの事も書こうかな。
image.png

#データ例

ID SensorID MeasDate Temp
1 Sensor A 2019/09/21 00:00:00 20.4
2 Sensor A 2019/09/21 00:00:01 20.3
3 Sensor B 2019/09/21 00:00:01 21.3
・・・ ・・・ ・・・ ・・・

列の意味はこんな感じです。
ID:データログID
SensorID:センサーを区別するためのID
MeasDate:計測日時
Temp:温度

#可視化
###データの指定
Power BIを開いてデータを指定します。
Azure SQL DatabaseはSQL Serverなので、データを取得⇒SQL Serverを選択。
image.png

サーバー名やデータベース、接続情報を入力します。
image.png

image.png

###グラフで表現する
センサー毎の温度が見えるようにしたいと思います。
まず、折れ線グラフで温度データを表示してみます。
視覚化の折れ線グラフをクリックします。
image.png

グラフの軸プロパティに、フィールドのMeasDateをドラッグ&ドロップします。
image.png

以下の赤枠部分をクリックして、日時の階層表示を解除します。
image.png

グラフの値プロパティに、フィールドのTempをドラッグ&ドロップします。
image.png

Tempは合計ではなく、平均を表示するように変更します。
image.png

グラフ自体をドラッグして、適当な位置・サイズに変更します。
image.png

次に、スライサーを使って、表示するセンサーを切り替えられるようにします。
視覚化のスライサーをクリックします。
image.png

フィールドに、SensorIDをドラッグ&ドロップします。
image.png

スライサーの下記赤枠の部分をクリックして、表示をドロップダウンにします。
image.png

スライサー自体をドラッグして、適当な位置・サイズに変更します。
試しにスライサーのドロップダウンから、センサーを一つ選んでみます。
グラフの表示が変わって、Sensor Aのデータが表示されました。
image.png

このままだと、特定の日時範囲のデータが見れませんね。
スライサーをもう一つ追加して、日付を指定できるようにします。
視覚化でスライサーをクリックし、今度はフィールドにMeasDateをドラッグ&ドロップします。
image.png

追加したスライサー自体をドラッグして、適当な位置・サイズに変更します。
スライサーで日付を変更してみましょう。
image.png

とある日付だけを表示することができました。
室温はあまり急激に温度が変わることはないので、
時間レベルでデータが表示できるだけでも傾向はわかりますが、
もっと細かくデータを見たいということが多々あります。
(時分秒のテーブルを用意して、スライサーにセットするなど)いくつか方法は考えらえますが
MarketPlaceにある「Time Brush Slicer」を使用してみます。

###Time Brush Slicerの追加
視覚化の「・・・」をクリックし、「MarketPlaceからインポートする」を選択します。
image.png

検索窓にTime Brushと入力し、表示された「Time Brush Slicer」の追加ボタンをクリックします。
視覚化にTime Brush Slicerが追加されます。
image.png

視覚化のTime Brush Slicerをクリックし、適当な位置・サイズにドラッグします。
フィールドのMeasDateとTempをそれぞれプロパティのDateとWith Valuesにドラッグ&ドロップします。
image.png

こんな感じになりました。
image.png

Time Brush Slicerの適当な位置をドラッグしてみてください。
ドラッグした範囲のデータが表示されます!
image.png

#まとめ?
ということで、IoTシステムで収集したデータを可視化するところまでやってみました。
タイトルとか軸の名前とかデフォルト表示のままなので、適当に変えてみましょう。
とりあえず見える化といわれたら、こんな感じで一旦作って見せています。
image.png

実際はここから他のデータと複合的に組み合わせて見えるようにしたりしていくんですが、
それはまた別の機会に。

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