#前書き
現在株式会社ゆめみのインターンでHoloLensの研究開発をしているよっしーです。
現在近畿大学の4回生です。
卒論の研究あるけど、これを機会に(使ったことない)AWSを使ってなんかしてみよかなー。と思ってググっていたら、タイトル通り**「AWS Educate」**というのをたまたま発見しました。
申し込んでみたらいくつかのやりとりの後無事通ったので、調べてみることにしました。
#AWS Educateとは何ぞや!?
クラウドを活用できる従業員の需要は高まっており、AWS Educateでは、次世代のITとクラウドのプロフェッショナルに向けた学習の機会を提供しています。AWS Educate は Amazon のグローバルイニシアティブで、クラウド関連の学習を促進するために必要な資料その他を学生や教員に提供します。
概要は公式サイトの文章そのままの引用です。
おおまかに
「Amazonが学生と教員にクラウド関連の学習機会を提供をするプログラム」
という認識で間違いないと思います。
Educateには
- 教育機関向け
- 教員向け
- 学生向け
のプログラムがあり、それぞれ出来ることが違います。
僕は現在学生なので、学生版のAWS Educateについて書いていきます。
#学生向け AWS Educate の恩恵
##AWSで使えるクレジットの取得(年間)
・AWS アカウント: 加盟校ならば 100 USD、非加盟校ならば 40 USD のクレジット
・AWS Educate Starter アカウント(クレジットカードの必要がないアカウント): 加盟校ならば 75 USD、非加盟校ならば 30 USD のクレジット
メールに送られてくるコードを入力するとクレジットがもらえます。
僕の場合(大学非加盟)では、40 USDでした。
##AWSトレーニング
###・ AWS Technical Essentials トレーニングコースへの参加 (600ドル相当)
AWS Technical Essentialsでは、実地で以下のような講習が受けられるみたいです。
コースの説明
###・セルフペースラボへのアクセスが無料
練習用環境で演習を行って、AWSの使い方を学べる自習用のサービスらしいです。
演習内で使うAWSは無料らしく、簡単に試したいときに良いみたい。
ラボについて詳しく解説している方がいらっしゃるので、こちらをどうぞ!
AWSを無料でさわれるセルフペースラボを試してみた
AWSセルフペースラボのクエストを試してみた
セルフペースラボで気軽に始めるAWS
##コンテンツへのアクセス
###・それぞれ 30 時間以上のコンテンツを有するコースの中からパーソナライズされた学習コースを選択可能
上の画面からはアクセスできず、設定したキャリアパスのコンテンツには学生ポータルの「知識」からアクセスします。
このモジュールの内容が、先ほどのコンテンツ一覧と一致します。
###・クラウドスキルを証明するデジタルバッジを獲得
画像は特に最近盛り上がっている分野を取り上げているらしいですが、学習コンテンツの中でテストや最終試験をパスするとAWS Educateのポートフォリオで表示可能なバッジが得られるらしいです。見せやすい実績ってことですね。
###・宿題、研究、自習に向けた AWS のコンテンツへのアクセスが無料
この部分の解釈がよくわからなった、というかこれについて色々と調べて見ても全く情報が出てこなかったので、カスタマーセンターで質問して見ました。
「宿題、研究、自習に向けた AWS のコンテンツへのアクセスが無料」という観点ですが、AWS自学自習するにあたりいくつかの弊社のコンテンツを無償でお使いいただけるというものに加え、いくつかは通常価格よりはお値引きしてご提供が可能というものになります。
という返答をいただいたので、
「研究のためならEC2使いまくりヒャッハー!」
という訳ではないのでご注意を。
##コラボレーションツール
###・学生ポータルへのアクセス
ポータルサイトはこのような感じです。上部のメニューに表示されているコンテンツにアクセスできます。
###・プロジェクトをまとめて保管できる学生ポートフォリオ
ポートフォリオを管理できます。AWS Educateで学習した(学習中の)コンテンツの状況を表示できるのと、上述したバッチをデジタル認証情報として表示できるのが特別な部分でしょうか。後述するジョブコンテンツで、このポートフォリオを利用できるようです。
###・Job Board や求人情報へのアクセス
Amazon関係かAmazonのパートナー企業の求人情報が表示されます。
#申請手順(自分の場合)
- 公式サイトから、「学生向け AWS Educate に登録する」を選択
- 申請フォームの各項目を埋めて提出
- AWS のサポートダッシュボードからケースを作成して、在学証明書の表・裏を送ってくれない?というメールが届いたため従う(大学が非加盟のため?)
念のため、英語の在学証明書を発行して添付。 - 証明書送信後、2~3日して認可が下りたメールが届く。
#終わりに
以上が僕の調査した学生向けAWS Educateの内容となります。
認可が下りた段階でAWSのクレジットが貰えるのもありがたいですが、僕的に素晴らしい点はキャリアパスを設定して豊富な学習コンテンツにアクセスできる点と、セルフペースラボでAWSに関する自習ができる点です。
AWS Educateの申請自体は、在学証明証を要求された場合の各大学の証明書発行手数料以外の費用がかからないので、興味ある学生はとりあえず申請しておいてもよいと思います。
今回ソフトウェアエンジニアのキャリアパスを選択してコンテンツを受けていくので、
そのレポートはまた別にしたいと思います。
(留年などしない限りはあと8ヶ月しか受けられないので、急いで受けなければ...)
この記事がこれから試す人の手助けになれば良いなと思います。