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ParallelsのWindows10、Command-Spaceで入力モードを切り替える

Last updated at Posted at 2019-06-23

macOSにParallelsをインストールしてWindows10を使っているけど、
ショートカットキーでIMEの入力モード切り替えが出来なくて困る人が結構いるんですよね。
かなや英数キーが無いUSキーボードを使っている人には致命的な問題です。(自分もハマりました)
なぜこんな基本的な機能が普通に動かないのか疑問ですが、これなら絶対に動く設定手順をまとめました。
parallels動作確認.gif

#前提条件

  • Parallels DesktopでWindows10を使用している。
  • macOSで入力モードを切り替えるとき、Command-Space、Control-Spaceなどのショートカットキーを使用している。
  • macOSと同じショートカットキーで、Windows10の「日本語入力」と「直接入力」のモードを切り替えたい!
  • とりあえずMicrosoft IMEが使えればよい。
    (Google日本語入力は設定できませんでした。ATOKは分かりません。)

#1. Parallelsの設定
Parallels Desktop 14のスクリーンショットで説明しています。

###1-1. 環境設定を開く
Parallels Desktopのメニューから「環境設定...」を開く。
環境設定を開く

###1-2. ショートカット設定
「ショートカット」タブを選ぶ。
「macOSシステムショートカット」を選択する。
「macOSシステムショートカットを送信する」を「常に」に設定する。
これでショートカットコマンドがWindowsに送信されるようになります。
(これを「自動」に設定すると、入力切替のショートカットがWindowsに送信されません。)
ショートカット設定

###1-3. 仮想マシンのショートカット設定
仮想マシンのWindowsを選択する。
「プロファイル」のリストから「Windows」を選択する。
ショートカットリストの下部にある「+」を押す。
ショートカットキーの組み合わせるを作成する

###1-4. ショートカットキーの追加
ショートカットの設定パネルが表示されたと思います。
このパネルの「選択前:」にはmacOSのショートカットを、「選択後:」にはWindowsのショートカットを設定します。
今回は以下の設定をします。
「選択前:(macOSのショートカット)」は、「Cmd-Space」や「Ctrl-Space」など普段Macで使用しているショートカットを設定してください。
「選択後:(Windowsのショートカット)」は、「Ctrl-Space」にしてください。←この設定を間違えると動きません。

【設定の手順】
右端の枠にカーソルを合わせてからスペースキーを叩いてください。その後、修飾キーのボタンをマウスで押してください。
設定がうまくいかないときは、左下の「クリア」ボタンを押して設定をやり直してください。
設定ができたら、OKを押して保存してください。
ショートカット設定

###1-5. 「Command⌘-Space」を使用している人にオススメの設定
macOSのCommand⌘キーは、WindowsではWinキーに該当します。
何気なくCommandキーを触るとWindowsメニューがドンと開いてしまうので、これを回避する設定を追加します。
ショートカットキーに以下の組み合わせを追加します。
「Command⌘-Space」を使用している人にオススメの設定

ショートカットリストの最後に設定内容が追加されていればParallelsの設定は完了です。
(最後の「⌘:Ctrl」は任意です。設定しなくてもOKです。)
環境設定を閉じてください。
設定完了

#2.Windows10の設定
Windows10 バージョン1809のスクリーンショットで説明しています。

###2-1.言語の設定
Windows10の「設定」を開いて「時刻と言語」を選びます。
左側のメニューから「言語」を開きます。
言語は「日本語」を「既定の言語」に設定して、他の言語(英語とか)は削除します。
以下のように設定が出来たら、日本語の「オプション」ボタンを押してください。
言語の設定

###2-2.日本語のオプション設定
キーボードに「Microsoft IME」だけが設定されている状態にします。
たとえば、Google日本語入力など、他のIMEが入っているときは削除してください。
以下のように設定が出来たら、Microsoft IMEの「オプション」ボタンを押してください。
日本語のオプション設定

###2-3.IMEのオプション設定
Microsoft IMEの設定をスクロールダウンして詳細設定を見つけてください。
「詳細設定を開く」を押してください。
IMEのオプション設定

「詳細設定」の「全般」タブにある「編集操作」の「変更」ボタンを押してください。
IMEのオプション設定

「キー設定」が表示されたら、「Ctrl+SPACE」の右隣の枠をダブルクリックします。
IMEのオプション設定

「機能選択」が表示されたら、右の方にスクロールして「IME-オン/オフ」を選んで「OK」で閉じます。
IMEのオプション設定

以下のように設定されたら「OK」で閉じます。
IMEのオプション設定

「詳細設定」画面も「OK」で閉じてください。
以上で設定は完了です。

Parallelsの設定でMacのショートカットを「Ctrl-Space」に変換してWindowsへ送信するように設定し、
IMEの設定で「Ctrl-Space」を「IMEオン/オフ」に割り当てる設定をしました。

#動作確認
Windowsでメモ帳などを開いてMacと同じショートカットで日本語入力と直接入力が切り替わることを確認してください。
parallels動作確認.gif

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