先日、AWS主催のAPN(AWS パートナーネットワーク)向けのAWS Jam体験会へ参加させていただく機会がありました。今回は各社2名という定員だったのですが、運良く参加することができたので、体験した所感や今後社内への展開にむけたアクションなど記録として残しておきます。
AWS Jamとは?
-
事前に周到に準備された課題シナリオを実際のAWS環境を利用しながらクリアして、得点を競い合うイベントです(ハンズオン形式の学習コンテンツ)。
-
似たものにGameDayがありますが、Jamには複数のヒント(手がかり)が用意されています。課題がお手上げのときには、この手がかりを使ってヒントを得ることができますが、手がかりを使うとペナルティ(減点)が発生してしまいます。課題の残り時間を考慮しながら手がかりを使うのか、使わないほうがいいのか、このあたりはチームごとの戦略にも依存してきます。
-
課題(チャレンジ)には「Easy」「Medium」「Hard」の三段階のレベルがあり、課題のレベルごとに所要時間や得点が異なります。難しいほど得点も高くなります。
-
課題への取り組み方法は、一つのチャレンジにみんなで取り組む「モブ型」、二人で取り組む「ペア型」、一人で取り組む「ソロ型」がありますが、今回の体験会では、「モブ型」で実施しました。
-
チーム課題にチャレンジすると、CloudFormationで環境が構築されるため、少し時間がかかります。
-
チーム戦なので、ダッシュボードで全チームの状況(得点、ヒントの利用状況など)を見ながら課題への取り組み方法を考えることになります。
-
あとで振り返るための Google Documentが用意されており、学んだこと、わからなかったことを記載するようになっています。が、そんな余裕はなかったです(笑)。
事前準備
- AWS Skill Bulder アカウントの事前作成
- 事前に手順が配布されますので、その手順に沿って AWS Skill Builderのアカウントを作成しておきます。
- 特に料金はかかりません。
- AWSパートナーセントラルアカウントの事前作成
- APN向けということで、AWS パートナーセントラルのアカウントが必要となりますので、AWSパートナーセントラルのアカウントを持っていない場合は、作成しておく必要があります。
- APN所属の会社で認定試験など受けている人はすでに持っていると思います。
Jamの流れ
- まずは、チーム分けになります。今回はあらかじめチームが指定されており、自分の名前のあるテーブルへ着席です。今回のチームは4名構成です。
- 名札に名前を書いて皆が揃うまで大人しく待ちます。JAMステッカーとCertifiedステッカーを頂きました。サングラスのサルの名前は知らないですw
他にホワイトボードも用意されていて構成図を書いてもよいようになっています。が、これも余裕がなく使いませんでした(笑)。 - Jam Eventへ参加してスタートです。自己紹介をしてチームへジョイン、チーム名を決定(既存のチーム名の変更)します。
- 準備が終わると課題が表示されます。言語の選択、ダークモード・ライトモードの選択ができるようになっています。翻訳がおかしいケースもあるようなので、これは認定試験と同様に英語に変更してみると意味がわかるかもしれません。
- 課題を選択してクリアしていきます。詳しくはブログに記載できないので、まずはここまでにしておきます。
所感
- 資格取得のためのインプット、操作するためのハンズオンとは異なり、実際に複数のサービスに対して関係性を意識しながら操作して課題をクリアすることで、より理解度が高まるものと感じました。
- 自分が普段さわっていない疎遠なサービスの課題はやはりクリアに時間がかかってしまいます。
- 参加するまではどんな感じだろうと少しドキドキはありましたが、参加してみると、みんなでこれどうするんだっけ、とかこれこうしたらいいんじゃないです?とかコミュニケーションを取りながら進める形式なので、課題解決を楽しめるプログラムだと実感しました。
- 自分が解けなかった課題については、自分で復習する、または講師やチームメンバーにレクチャーしてもらうことで理解度は深まるものと感じます。
- チーム対抗戦なので、つよつよエンジニアがいれば結構スムーズに解ける問題も多いが、初心者だけのチーム編成だと課題のクリアは厳しいかもしれません。このへんはチーム編成にも工夫が必要になるかもしれません。
- つよつよエンジニアだけ集めて完全ソロで得点を競うってのも面白そうです。
社内展開に向けて
Jamの存在や雰囲気は知っていましたが、今回自分が体験したことでJamコンテンツの素晴らしさを実感しましたし、継続的な学びと実践に加えて効果的なスキルアップが図れそうだと改めて思いました。資格だけ取って実際にAWS案件に参画できてない人にも有効そうですね。
Jamはマジで全AWSエンジニアに体験してほしい!!と思いましたので、まずは社内への展開に向けてどういう形式でできるかはAWSさんと相談になるかと。Skill Builderの有償サブスクリプションが必要らしいのでこのへんがハードルになりそうな予感です。
まとめ
AWS Jam体験会へ参加してきましたので、イベントの概要とその所感について書いてみました。
今回現地参加するre:Invent 2023でもJamセッションがありましたので、早速申し込んでみました。
よかったら誰か一緒に参加しませんか?
海外でのJamはどんなものなのか、、、
そして社内での展開についてはまたの機会にご報告できたらなと思います。