Couchbase公式のHelmチャートを使用して、CouchbaseデータベースをKubernetes環境にデプロイすることができます。
Helm概要
Helmは、Kubernetesのパッケージマネージャーとして知られています。
Helmは、Helmチャートと呼ばれるメカニズムを提供します。
Helmチャートによって、Kubernetesクラスター内で、 様々なパッケージをインストール、アップグレード、そしてロールバックすることができます。
Helmは完全なライフサイクル管理を提供するわけではありませんが、多くのタスクの自動化を簡素化します。
Helmチャートは、コンポーネントのセットを表現します。また、それらのコンポーネントの構成情報についても規定します。
構成情報については、デフォルト値を規定することに加え、オプションまたはオーバーライド可能な設定を提供することができます。
カスタマイズされた構成を含む、インストールされたHelmチャートの特定のインスタンスを「リリース」と呼びます。
単一のKubernetesクラスター内で、Kubernetes名前空間内で一意に名前が付けられている限り、チャートの構成またはバージョンが異なる複数のリリースをインストールできます。
他のパッケージマネージャーでも見られるように、リポジトリまたはローカルアーカイブとディレクトリからチャートをプルすることができます。
CouchbaseのHelmサポート
Couchbaseは、公式のHelmチャートを提供します。
Couchbaseチャートは、 Couchbase Autonomous Operatorを、Couchbase Serverクラスターとともにインストールするために使用されます。
また、オプションでCouchbase Sync Gatewayを構成に含めることが可能です。
利用方法
以下のように、チャートリポジトリを追加することから始めます。
$ helm repo add couchbase https://couchbase-partners.github.io/helm-charts/
$ helm repo update
次に、チャートをインストールします。
$ helm update install my-release couchbase/couchbase-operator
デフォルトのチャートを利用して、Kubernetesプラットフォームで、Autonomous Operatorを使用したCouchbase Serverの管理を簡単に試すことができます。
最小限の労力でクラスターを稼働させるために、デフォルトのセットが提供されていますが、Couchbase チャートは、Autonomous Operatorのすべてのパラメーターのカスタマイズをサポートしています。
Couchbaseチャートは、セキュリティ機能の構成をサポートしており、デプロイをセキュアに管理する手段を提供します。最初にシークレットを作成してからCouchbaseクラスターをデプロイする代わりに、チャートを使用してこのプロセスを自動化できます。同様に、TLSやレプリケーションなどの他の機能も簡単に管理できます。
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