OpenRPAの操作説明です。
はじめに
今回は、レコーディング機能を使ってみます。
レコーディング機能とは、操作を記録して自動的にワークフローを作る機能です。
なおレコーディング機能だけで完璧なワークフローを作るのは厳しいです。
ほとんどの場合、あとで手動でプロパティ設定が必要になります。
「アクティビティ自分でイチから配置するのはめんどくさいから、レコーディングである程度作って細かいところは手動で設定しよう!」くらいの感じで考えると良いです。
(Excelでマクロ作るときに、「マクロの記録」で大まかな流れを作るのに似てるかも。)
今回はレコーディング機能の使い方ということで、特にプロパティは編集しません。
それはまた次回に。
前準備
メニューの[設定]から、「記録中オーバーレイ」をONにしておきましょう。
OFFでもいいんですが、ONにしておくとレコーディング中にカーソルの当たっているところの色が変わるので、わかりやすいです。
例題
電卓を叩くだけ、という簡単なワークフローを作ってみます。
1.電卓を起動
まず、最初に電卓を起動しておきましょう。
2.アプリケーションを開くアクティビティを追加する
新しいワークフローを作成すると、1つのSequenceがあると思います。
その中に「アプリケーションを開く」アクティビティを追加します。
3.起動するアプリケーションの選択
次に、アプリケーションを開くアクティビティの箱から、「要素を選択」ボタンを押します。
すると、OpenRPAのウィンドウが非表示になります。
そのまま電卓のウィンドウをクリックしましょう。
電卓のウィンドウをクリックすると、このようにエラーのも消え、タイトルが「電卓」と変わります。
4.レコーディングの開始
「アプリケーションを開く」アクティビティを選択した状態で、メニューの[一般]から「記録」を押すと、レコーディングが開始されます。
5.レコーディング
電卓で、「5」「+」「8」「=」ボタンを順番に押しましょう。
※記録中はちょっと重たくなるかもしれません。ゆっくりやりましょう。
前準備で書きましたが、「記録中オーバーレイ」をONにすると、マウスカーソルが当たっているところの色が変わります。
全ての操作が終わったら、キーボードの「ESC」キーを押すとレコーディングが終了します。
ワークフローを見ると、操作が記録されていることがわかります。
6.動作確認
では、記録用に起動した電卓を終了し、ワークフローを保存し、F5キーでワークフローを実行してみましょう。
自動的に電卓が起動して計算されましたね!
おや?電卓が起動したままですね。最後に電卓を終了するようにしてみます。
7.アプリケーションのクローズアクティビティを追加する
ワークフローの一番最後に、「アプリケーションのクローズ」アクティビティを追加します。
あとは、「アプリケーションを開く」アクティビティと同じように、「要素を選択」を押して電卓ウィンドウをクリックします。
これで最後に電卓が終了するようになりました!
おわりに
今回はここまでです。
次回は、レコーディングしたものを編集してみようかと思います。