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【UiPath】OrchestratorのAPIを使ってみる④~トリガーを取得してみる~

Last updated at Posted at 2022-01-17

はじめに

前回、JavaでUiPathの認証APIを叩いてみました。
今回はトリガーの一覧を取得するAPIの使い方を解説します。

トリガーを取得するAPI

トリガーの取得は [GET] /odata/ProcessSchedules を実行することで取得できます。

しかし、APIのマニュアルを見ると、X-UIPATH-OrganizationUnitIdなるものを指定する必要があるようです。
image.png

X-UIPATH-OrganizationUnitIdってなに?

すごく簡単に説明すると、「テナントとかフォルダーとかに、一意にふられている番号」です。
今回は、モダンフォルダーで構成されているフォルダーにあるトリガーを取得しますが、「フォルダーのID」みたいなものだと思ってください。

トリガーを取得する流れ

取得対象フォルダーのX-UIPATH-OrganizationUnitIdがわからないと、トリガーが取得できません。
なので、以下のような流れでトリガーを取得します。

  1. 認証
  2. フォルダーの情報を取得する
  3. トリガーの情報を取得する

順番に解説します。

1. 認証

認証については、前回説明しているので割愛します。
認証結果のBearerトークンが取得できればOKです。

2. フォルダーの情報を取得する

フォルダーは、[GET] /odata/Folders を実行することによって取得できます。

image.png

ここで重要なのは、X-UIPATH-OrganizationUnitIdに渡すフォルダーのIDですね。
APIの結果をもう少し詳しく見てみます。(一部省略しています。)

{
  "@odata.context":"~~",
  "@odata.count":4,
  "value":[
    {
      "Key":"~~",
      "DisplayName":"TEST_FOLDER",
      "FullyQualifiedName":"TEST_FOLDER",
      "Id":3
    }
  ]
}

はい、いましたね。Idです。
この値を X-UIPATH-OrganizationUnitId に指定します。

3. トリガーの情報を取得する

あらためて[GET] /odata/ProcessSchedulesを実行してみましょう。

image.png

トリガーが取得できました!

トリガー一覧の内容について

詳細については、マニュアルに戻り値DTOの内容が記載されていますが(英語)、以下に一部を抜粋します。

項目 内容
Enabled トリガー自体が有効かどうか(有効ならtrue)
Name トリガーの名前
ReleaseName トリガーに紐づくプロセスの名前
PackageName トリガーに紐づくパッケージの名前
JobPriority 優先度
StartProcessCron 実際に動作するcron式
StartProcessNextOccurrence 次回の実行時刻

次回

Javaでツールを作ってみます!

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