Rancherをとりあえずdocker runで気軽に動かして、Docker for Macで構築したKubernetesを、Rancherから操作したいなーってときの手順をメモしておく。
環境
- macOS High Sierra
- Docker for Mac 18.06.1-ce
- Rancher 2.1.1
Rancherを起動
Manual Quick Start | Rancher Labs このあたりに書いてあるdocker runコマンドをローカルで実行した。
$ docker run -d --restart=unless-stopped -p 80:80 -p 443:443 rancher/rancher
うまく起動してたら、
$ docker ps
CONTAINER ID IMAGE COMMAND CREATED STATUS PORTS NAMES
XXXXXXXXXXXX rancher/rancher:latest "entrypoint.sh" 2 hours ago Up 2 hours 0.0.0.0:80->80/tcp, 0.0.0.0:443->443/tcp xxxxxx_xxxxxxx
こんな感じで確認できる。
Rancherにアクセス
ローカルで起動しているので、 http://localhost でアクセスできるのだが、あとで、RancherにDocker for Mac上のk8s clusterを登録するあたりで、localhostでは不都合があるため、自身のIPアドレスでアクセスする。
今回は、 192.168.1.2
としておく。
ブラウザで、 https://192.168.1.2 にアクセスすると、以下のように証明書があきまへんって画面になりますが、気にせずアクセスする。
初期パスワードを設定する画面が表示されるので、設定する。好きなパスワードをどうぞ。
Rancher Server URLを登録する画面が表示される。
ここで、ちゃんと、ローカルのIPアドレスを指定しておかないと、以降の処理で失敗するぞ。
クラスターを追加
Rancher上で、Docker for MacのKubernetes Clusterを追加する。
クラスターの追加画面を開いて、Importを選択して任意の名前をつける。 ここでは、 dockerformac
としておいた。
作成を押すと、以下のような画面になる。
一番下のコピーボタンを押下して、コマンドをクリップボードにコピーする。
真ん中のやつだと、証明書エラーになるので、curlとpipeを使って、いい感じに証明書のエラーを無視して kubctrl applyが実行できるようなコマンドである一番下のを使う。
すると、良い感じに以下のような画面になる。
これで、Rancher上でクラスターとして認識されたので、カタログとか実行できる状態になったっぽい。
まとめ
今回は、ひとまず、Docker for Macで実行できる k8s clusterを、Rancherにクラスターとしてインポートするあたりまでをメモった。
また、カタログとか実行していくあたりで何かあるかもだが、いろいろ試してみようと思う。
以上です。