# MESHタグとは?
小さなブロック形状の電子タグです。
専用のアプリを利用することで、ノンプログラミングで
誰でも簡単にIoTを実現することができます。
# 電子タグの種類
全部で7種類販売されてます。
####1.LEDタグ
いろんな色に光ります。
####2.ボタンタグ
シンプルなボタンです。
####3.人感タグ
人の動きを検知できます。
####4.動きタグ
タグの動きを検知することができます。
####5.明るさタグ
明るさの変化を検知できます。
####6.温度・湿度タグ
温湿度の変化を検知できます。
####7.GPIOタグ
電子工作の無線化や、できることを拡張します。
ちなみに値段は5980~6980円/個です。
写真は、自社で購入した6種類です。
左上から、動きタグ・ボタンタグ・温度・湿度タグ
人感タグ・LEDタグ・明るさタグです。
# で、具体例に何ができるの?
実はMESHプロジェクト公式HPのレシピというコーナーに様々な活用例が載っています。
人気レシピの中から、抜粋して内容を記します。
####1.残量が一目でわかるティッシュ箱
##### 利用タグ
LEDタグ、人感タグ
##### レシピ
(1)ティッシュ箱に人感タグを設置
(2)ティッシュが箱から取られた回数をカウント
(3)カウントされた回数によって、LEDの色を変更し光らせる。
50回まで:青色
100回まで:緑色
150回まで:黄色
200回に到達:赤く点滅
####2.鍵かけ忘れ防止
#####利用タグ
動きタグ
#####レシピ
(1)ドアの鍵の部分に動きタグを設置。
(2)鍵が開いた(動きタグが上向きになった)後、10秒カウント
(3)鍵が閉まった(動きタグが元の向きに戻った)場合、通知しない。
(4)10秒以上鍵が開いていた場合、通知。
####3.猫背強制チェアー
#####利用タグ
明るさタグ
#####レシピ
(1)自分の椅子の背もたれに明るさタグを設置。
(2)明るさタグが、自分の背中によって暗くなったら通知。
他にもレシピ載ってます。
# 早速実験してみる
####概要
- MESHの連携機能IFTTT(イフト)を使ってみる。
- 室内の湿度が変化したとき、Googleスプレッドに結果を出力する。
[イメージ図]
####利用タグ
温度・湿度タグ
####レシピ
(1)自室に温度湿度タグを設置。
(2)イメージ図に沿って、レシピを作成。
(3)①湿度が40~60%に変化したとき
②湿度が61~80%に変化したとき
③湿度が81~100%に変化したとき
①~③にGoogleスプレッドにデータを出力する。
####結果
#誰が開発したのか?
ソニーです。
MESHプロジェクトはソニーの新規事業創出プログラムから生まれた新規事業の一つ。
誰でも簡単に「あったらいいな。」を作れる世界を目指し活動しているとの事です。
#その他実験
- 会議室不在通知
会議室の電気が消えたらメールを送信。 - 傘忘れ防止装置
今日の天気が雨ならば、定時後に出入り口を人が通過すると
「傘忘れてますよ。」と音声で通知する。 - 郵便お知らせ機能
ポストに郵便物が届いたらGmailで通知する。
などなど・・・。
社内でMESHを使った様々な実験が行われました。
#所感
##良かった点
- 本当に簡単です。アプリでタグや条件を選ぶだけで
簡単にIoTが体験できます。 - IFFT連携したい場合は、少し手順が面倒ですが、
公式におおよそ掲載されているのでさほど苦じゃありません。
自分たちのセンスや発想次第で、色んなことできるんだろうなという感じです。
##微妙だった点
- 何をするにしても、タグの近くに端末を置いておく必要があります。
(MESHタグ自体はBluetoothで接続されます。) -
温度・湿度タグなど「□度~〇度」に変化すれば「××する」という
設定は可能だが、「今、〇度」という現在の計測値を送ることはできません。
今すぐなにか使うわけではありませんが、より「センサー」的な使い方ができると
レシピの幅が広がるのかなぁと感じました。
⇒すみません。機能追加されてました。笑
#まとめ
「へ~。MESHってこんな感じか~。」と
思っていただけると嬉しいです。
私の文章だけでは伝えきれていない魅力も
たくさんあると思いますが、
簡単にIoTを体験するにはとても良いツールだと思います。