最近のAIやばい、まじやばい
例えばライティング、東京大学・松尾研究室のELYZA(イライザ)は、キーワードをいくつか上げると、文章を自動で作ってくれる。
「謝罪」「社屋を破壊」「徳山様」「賠償」「切腹最中」「菓子」「スティーブン・キング」「力道山」この8つのワードで文章を作成させてみた。
だいたい悪くないし、少し改変すれば仕事でも使えそうなレベル。もう一回、切腹最中が送られてきて別の社屋が破壊されるのではないかという不安は拭えないが…。あと、力道山とスティーブン・キングはお菓子を持って、電子の海に消えた模様。
そして、イラスト。非営利団体Open AIの「DALL・E 2」は、テキストから意味を拾いイラストを描きあげてくれるのだが、全然上手。一般公開されたら、いろいろお願いしたいぐらい。
絵のお題①:共感的・サイケデリック・哲学的なものにコミットメントしている
(上側の投稿)
絵のお題②本の熊
(下側の投稿)
へー…、うまいじゃん…。このまま月日が流れると、人類の仕事の一部はなくなるだろうなという感覚は強い。
人類の得意分野でAIを完封したい
しかし我々人類も、このままスカイネット(AI)に好き放題やらせるわけにはいかないので、ホモ・サピエンスの得意分野でちょっと軽く一捻りしてやろうと思います。
シンギュラリティーがなんぼのもんじゃい! いでよ!オレオ三兄弟!
左から
「ノアール」(ヤマザキビスケット)/「クリームオー」(エヌエス・インターナショナル)/「オレオ」(モンデリーズ・ジャパン)
ライセンス終了など大人の事情で転生したメンバーも若干名いますが、基本は、僕らの好きな、あのココア生地にクリームを挟んだ憎いやつら。長崎のスーパーマーケット「エレナ」とダイソーでかき集めてきました。
※ヤマザキナビスコが販売していたオレオは、ライセンス契約を2016年に終了。ヤマザキナビスコは、ヤマザキビスケットへ社名を変更し、2017年からノアールを販売。個人的に味だとノアールが好きです。クリームオーは、100均などで販売されている、ベトナム産の「オレオ」 インスパイアビスケット。
今回、対戦するAIの紹介 「Teachable Machine」
今回私がオレオ三兄弟識別対決で対戦するのは、「Don't be evil」をうたう、Googleが送り込んだ最強の刺客「ティーチャブルマシーーーン!!」
Teacheable Machine,は簡単にオリジナルの機械学習モデルを作成できるGoogleのサービス。「画像」「音声」「ポーズ」の識別に対応しています。
オレオを鑑定する最強のAIを作る
とはいえ、そんなしょうもないモデルは存在しなそうなので、最強のオレオ鑑定AIを作っていきます。気分はターミネーター2のダイソン博士ですね。
パソコンのカメラを利用しながら、オレオ、ノアール、クリームオーの形状を一つ一つ教えていきます。
最強の刺客となるAI「全てのオレオを見分ける者」爆誕!
AI対人類
— yoshio333 (@yoshio333333) April 21, 2022
1回戦 VS「全てのオレオを見分ける者」#protoout #オレオ pic.twitter.com/mS7xu9Tvdt
強力な人類のライバルが生まれてしまいました。
オレオとノアールとクリームオーを見分けるAI。わりとサクサク見分ける。#protoout #ナビスコ #ノアール #クリームオー #機械学習 pic.twitter.com/cyU0K6Ul3d
— yoshio333 (@yoshio333333) April 21, 2022
PCでのみ、オレオ鑑定勝負を挑むことができます。
See the Pen 全てのオレオを見分ける者 by yoshio333 (@yoshio333) on CodePen.
実戦 「AI」 VS 「人類(妻)」 〜オレオ鑑定対決〜
さて、実際にAI対人類ということで、「オレオ鑑定勝負」を家族に試してもらったところ、日が落ちて部屋が暗くなっていて、カメラの画質が落ちていたのもあり、AIの精度が下がり、誤判定を連発。一方人類代表は、正確な判定で圧勝となりました!「文字で名前が書いてるから、すぐわかる」との余裕のコメントももらいました。良かった人類の未来は明るいぞ!!
機械学習の撮影時は、なるべく明るい部屋で、余計な背景のない場所で撮るようにしていましたが、実際に使用する環境も考慮する必要がありそうです。日中だと判定精度はかなり高いのですが。
AIに打ち勝つには、太陽を遮るというのは有効そうです。マトリックスでも、確かそんな作戦がありましたね。ただ、オレオを判別する仕事は、この流れだと今の子供達が大人になるころには消えて無くなっているかもしれません。
一方、リッツとルヴァンプライムの方は、機械学習してみたものの、AIがかなり苦戦していたので、まだまだリッツの鑑定分野での仕事は将来的にも残っていくかもしれません。
見分け方のコツとしては、穴がきれいに貫通しているのがリッツ。焼色がこんがりしているのが、ルヴァンプライムです。人類にはこれぐらいは簡単に識別できますね。
環境
Teacheable Machine
CodePen
まとめ
「Teachable Machine」は、とても簡単に機械学習の体験ができるので、面白かったです。どんな理屈で動いているのかも何となく雰囲気がわかるので、お子さんがいる家庭などでは、一緒に遊んでみると楽しいのではないでしょうか。
「CodePen」は、10年以上前に少しWEBを触った時にはなかったサービスで興味深かったですが、htmlなどの書き方を殆ど覚えてなくて継続が大切だと改めて感じました。何を作りたいにせよ、やはりもっとコードに親しまねばと感じる日々です。