Pythonの仮想環境
仮想環境について、よくわからないまま使用していたため調べてみた。
本記事では、仮想環境とは何か、どうやって作成するのかを簡単に説明する。
仮想環境って何？
簡単に言うと、プログラムを動かす空間のこと。
この空間にさまざまなライブラリをインストールして使えるようにする。
なんで仮想環境を作るの？
「ライブラリ同士の干渉」「ライブラリとフレームワークの相性の悪さ」といった問題を解決するため。
仮想環境がないと...
- 仮想環境なしでフレームワークやライブラリを使用した場合、ライブラリ達が1箇所にどんどん追加されていく。
- 結果、複雑なライブラリ同士が干渉してうまく機能しないことがある。
仮想環境を利用すると...
- 「python3.x系の機械学習用の仮想環境」「python2.x系の分析用の仮想環境」のように、好きにpythonのバージョンを選び、使うフレームワーク・ライブラリを選択することが可能になる。
- 結果、ライブラリ同士の干渉などの問題を回避できる。
pythonの仮想環境の種類は？
- venv
- vertualenv
- conda
など。
今回は venv を用いた仮想環境の作成方法を以下で説明する。
Pythonの仮想環境を使う方法/venv
venvは、Python3.4以降だとすぐに使える。
pythonのバージョンを確認するコマンドは以下。
$ python -V
venvで仮想環境を作成する
下記コマンドで作成できる。
$ python -m venv ****
仮想環境を作成すると、作業ディレクトリに仮想環境のファイルがセットされる。
下記コマンドで確認できる。
$ ls -la
次に、下記コマンドで、作成した仮想環境を有効化する。
$ source ****/bin/activate