はじめに
この記事では、エンジニア未経験者に向けて、新人研修やOJTでの心得を自分の苦労したことや反省点も交えて書いています。
私は、2022年4月にエンジニア業務未経験(スクールなどにも行っていない)で入社しました。
入社後は一ヶ月ほど新卒の社員の方々と一緒に全職種共通の新人研修を受講させていただき、5月からエンジニアチームに配属されました。
配属後、一ヶ月半ほどのエンジニア新人研修を受けて、今はOJTで少しづつですが実務を行なっています。
苦労したこと・していることを改めて振り返り、それをどのように解消していくかを心得としてまとめていきます。
苦労したこと
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研修期間中、短期間に複数の言語や技術を覚えること
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行ったことをメモに取ったりまとめたりするのに時間がかかってしまうこと
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gitの扱いになど慣れず、開発の手順を理解するのに時間がかかったこと
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プロジェクトの進め方がわからないこと
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勉強方法が分からないこと
心得
苦労したことへの解決策を、反省も込めて心得としてまとめていきます。
苦労1: 研修期間中、短期間に複数の言語や技術を覚えること
まずは全部完璧に暗記しようとせずに、概要や考え方を身につけることを意識して取り組むべきだと思います。
また、重要そうなポイントや実務でよく使う可能性のある内容は別で控えておいて(もしくは頭に叩き込んで)分からない時にすぐに見つけられるようにしておくことも有効。
最初はインプットすることが多すぎて全てを完璧にその場で覚えるのは難易度が高いなと感じていました。
筆者の会社の新人研修はpaizaというオンラインプログラミング講座をメインで行なっていましたが、講座によって学んだ用語や文法を自分のメモに十分に残しておけていなかったことも...
結果、実務(OJT)に入ったときに、「paizaでやったあの内容が使えそう!」と思っても、それがメモに残っていない講座の場合、また一からネットや本で調べたりするという手間が発生していました。
きちんとまとめている時間がない場合、必要そうな単語だけすぐ確認できるように記録しておいて、実際に使うときにメモから単語を見つけて詳細を調べ直すというやり方でも十分だと思います。
苦労2: 行ったことをメモに取ったりまとめたりするのに時間がかかってしまうこと
これは、時間がかかってもある程度はきちんと取ったほうがいいと思っています。
全てを綺麗にまとめる必要はありませんが、後で自分で見返して同じ操作ができるレベルで記録しておくことを意識していました。
特にOJT期間(実務)は先輩方と一緒に行ってできたことでも、後で自分でもう一度行おうとすると、きちんと手順が把握できていなかったり、意味が理解できていなかったりということがあると思います。メモにまとめることで自分自身の理解を深めたり、わからない部分を把握して調べ直すということができるはずです。
また、上司や先輩社員に同じことを聞くという無駄な工数を抑えるためにも、メモ取りや記録を残すのは重要だと思います。
苦労3: gitの扱いになど慣れず、開発の手順を理解するのに時間がかかったこと
gitは、どの開発を行う上でも必須ですぐに使う状況が訪れるため、早めの段階で習得しておくと良いと思いました。
また、案件・お客様ごとに開発環境やブランチを分けるなどの決まりごとも、事前に確認するようにしましょう。
(筆者は1つのローカル環境に複数の案件のブランチを作成してしまったため、後々ブランチの切り替えなどが大変に..)
苦労4: プロジェクトの進め方がわからないこと
これは、WBSを作成する仕事を行ったときに直面しました。
筆者のようにプロジェクト型の仕事に携わったことがない方は、開発モデル(ウォータフォールモデル・アジャイルなど)について学んでみたり、他の社内プロジェクトの流れや成果物を参考にしてみるのも良いかと思います。
苦労5: 勉強方法が分からないこと
プログラミングの勉強方法については、本・オンライン講座・ネット記事など色々あると思いますが、わからない場合は社内の先輩方に聞いて参考にするのも良いかと思います。会社で契約しているオンライン講座や社内勉強会、会社で購入している本などが活用できる場合もあるため、分からない場合早めの段階で一度確認してみましょう。
(余談)筆者の勉強方法・教材は以下の通りです。
<オンライン講座>
・paiza(新人研修で使用)
・progate(git講座)
<本>
・詳細! PHP8+MySQL 入門ノート/大重美幸/ソーテック社/2021年7月31日初版
(PHP使用する際の辞書的な存在)
・1回で受かる! ITパスポート合格テキスト'22年版/藤川美香子/成美堂出版/2022年1月20日発行
(ITに関する基礎的な情報や開発モデルについての復習)
・その他物流系の本
(倉庫管理システムを開発している会社のため)
終わりに
以上、私の反省点も踏まえた上での新人としての心得です。
配属されてから約3ヶ月間のことを改めて振り返ったことで、自分自身の課題も見えてきました。
これからも、実務に勉強に精進していきます!