はじめに
この記事では、株式会社ダイアログのエンジニア新人研修を受けて、その内容や感じたことを記録しています。
ダイアログでは2022年入社から新卒採用を開始したため、エンジニア新人研修も初めての取り組みとなっています。
自己紹介
2022年4月より株式会社ダイアログに入社した者です。
2021年に大学を卒業し、新卒入社した会社ではエンジニアとはあまり接点のない仕事をしていました。そのため、エンジニア業務未経験者としてダイアログに入社しました。
入社後は一ヶ月ほど新卒の社員の方々と一緒に全職種共通の新人研修を受講させていただき、5月からエンジニアチームに配属されました。
配属後、一ヶ月半ほどのエンジニア新人研修を受けて、その後はOJTでプロジェクトにアサインされていく予定となっています。
研修内容
概要
研修内容は以下の通りです。
①paizaラーニング
②社内製品に関する研修
③その他講義形式の研修
④質問会や1on1
paizaラーニング
まずは基礎的なプログラミングの知識をつけるためにオンラインプログラミング講座の「paizaラーニング」を受講しました。
paizaでは様々な言語の入門的な内容を学べるよう、数多くの講座が用意されています。
弊社の新人研修で受講した講座は以下の通りです。
- Webデザイン入門編
- HTML/CSS入門編
- JavaScript入門編
- Git入門編
- Web技術入門編
- 新・SQL入門編
- シェルコマンド入門編
- Linux入門編
- PHP入門編
- Webアプリ開発入門 PHP-Web編
- Webアプリ開発入門 Laravel編
- Webセキュリティ入門編
これらのpaiza講座を受講して、以下のことを感じました。
- 動画+演習問題で、自身でコーディングする力が身に付く
- 短期間で様々な言語を学べる
- 動画の内容であまりよく理解していない点があっても、スルーしてしまいがち(流し見)になる時がある
- 講座によっては、全くの初心者が理解するには難しい内容がある
paizaは解説動画を見ながら同じ画面上にあるpaizaOS環境で手を動かしながら進めます。各動画は3~6分ほどの内容になっていて、視聴が終わると動画の内容とほぼ同じような演習問題を解き、正解したら次の動画視聴に進むという流れです。
環境構築せずにレッスンを始めることができるため、様々な言語や技術を浅く広く学びたい方にはおすすめできると思います。
一方で、動画内のコーディングのスピードが速い時があり、一時停止や巻き戻しをしないと追いつけなくなることがありました。また、あまり説明のない関数などが急にコーディング中に出てくる(さらっと説明があったかもしれないが全部は記憶しきれず)こともあり、コード全体を理解するのに時間がかかってしまった講座がありました。このため、講座によっては全くの初心者がpaizaだけで全てを理解するのは難しいと感じました。
私が特に初心者には理解が難しいと感じたのは以下の講座です。
- Git入門編
- シェルコマンド入門編
これらはオンラインプログラミング講座のProgateや先輩社員への質問会を使って、別途理解を深めました。
社内製品に関する研修
ダイアログは、倉庫管理システム(=WMS)が主力製品となっています。
このWMSに関する以下の社内研修がありました。
- 操作に関する研修
- ER図に関する研修
- インフラ研修
- スマホアプリ研修
どの研修も、実際に手を動かす実践形式ではなく、資料に沿って説明を聞く形式のものでした。
実務に入る前に概要を理解するための研修があることで、開発業務のイメージがつき、実務で活きてくるのではないかと思います。
しかし、話を聞いて理解できるのと、自分で手を動かしてできるのは違うため、プロジェクトにアサインされた際には、研修で学んだことを思い出しながら自力でできるようにしていくことが重要だと感じました。(これから頑張ります。)
その他の講義形式の研修
- オリエンテーション
- 情報発信に関する研修
- チーム内での自己紹介
情報発信についての研修では、Qiitaやtwitterなどの運用についての話がありました。
この情報発信に関する研修を受けて、会社として情報を外部に発信していくことのメリット(エンジニア採用などにつながるなど)や情報発信のやり方を学びました。私も含めて、この研修を受けたことにより、早いうちから情報発信に興味を持つ社員が増えたため、会社の発信力がさらに高まっていくことに繋がるのではないかと思いました。
質問会や1on1
毎日30分間、質問会または1on1がありました。
当初は質問会はなく、研修でわからないことがあればチーム内のチャットで新入社員が質問文を送り、先輩社員からチャット内で返答をもらうという方式をとっていました。しかし、質問事項が多かったり、文章での質問のやり取りだと伝わりづらいという意見が出たことにより、オンライン会議形式での質問会を実施していただけることになりました。
質問会の時間が設置されたことにより、質問のやりとりがスムーズになっただけではなく、質問に付随した疑問点や回答を聞いてさらに疑問に思ったことなどをその場ですぐに聞けるようになり、プログラミングの理解がより深まったと思います。
また、ダイアログのエンジニアチームではリモートワークがメインとなっているため、新入社員の中ではチームの方々とどのようにコミュニケーションを取れば良いのか分からないという声が上がっていました。
この課題も、質問会や1on1を毎日どこかに組み込んでいただいたことにより、先輩方と様々な話をする機会ができ、小さな悩みや疑問も相談できる関係性が構築しやすくなったことによって解消されたと思います。
最後に
以上がダイアログのエンジニア新人研修のまとめです。
新入社員からの視点で新人研修について思ったことを改善点も含めて書かせていただいたので、何か参考になることがあれば幸いです。
また、今回初めての未経験者受け入れにも関わらず、様々な研修コンテンツを企画してくださった先輩方に改めて感謝申し上げます。