はじめに
都内の某SIerに勤める新人プログラマーです。PJ配属から三ヶ月が経ったのですが、学んだことを整理しないとあっという間に忘れてしまいます…
今回は、現場の仕事を通じて学んだ教訓を7つご紹介したいと思います。
第一の教訓「数字を提示する」
テスト観点が想定より多く必要で、上司にリスケの相談をしたときのことです。
自分は「どんなテスト観点があるのか」をつらつら述べることで、時間がかかることを伝えてしまいました。当然、状況をあまり理解してもらえません。
仕切り直して「テスト観点は細かく分けると〇〇件です。なので、想定より時間がかかりそうです。」とシンプルに数字を出したところ、話がスムーズに進みました。
第二の教訓「質問内容によって聞くタイミングを変える」
「すぐ聞け」vs「それくらい自分で考えろ」のダブルバインド問題は、いつの時代も新人を悩ませます。
上司の言う「すぐ聞け系」は、基本的に社内用語や社内特有のフォーマット、ルールに関してです。それ以外の質問は自分なりの考え、選択肢を用意してからにしましょう。
社内用語の判別はググればある程度わかります。社内特有のフォーマット、ルールに関しては常に存在を意識し、まずはあるかどうかの確認を早めに取りましょう。
第三の教訓「基本を今のうちに固める」
ショートカットキー、マクロ、自動化、チケットの書き方、話し方、文書の書き方、コメントアウトの書き方などなど。基本的なスキルは新人のうちに固めましょう。
第四の教訓「端的に喋る」
ある時、報告を受ける側を体験して分かったのですが、「報告を受ける側は、細かい話に興味がない」ものです。できたのか、できないのか、できないなら何が問題で、次どうするのかが分かれば満腹になります。
第五の教訓「他人との比較は何も生まない」
性格によりけりですが、自分は特に周りと比べて焦りがちです。ですが、他人と比較して戦っても、同じ軸で競い合う以上ユニーク性が乏しくなり貴重な人材からは遠のくでしょう。
仕事の基礎能力以外は、自分だけの長所を伸ばした方がチームに貢献できます。
第六の教訓「上司の仕事をとことん減らす」
上司も忙しいので、あなたの仕事の全てを見ることはできません。最終判断以外は基本自分でやりましょう。
具体的には、現状を把握し、次のアクションの選択肢を出し、どれを取るべきか、なぜそれなのか、そこまで自分で考えて上司に最終判断だけ仰ぐ状態にしましょう。
第七の教訓「既存を疑う意識を持つ」
新人は、例えば文書作成一つ取っても書き方が分からないもので、何かと既存のものを参考にします。その結果、的外れな成果物になることは避けられますが、だんだん真似するだけの思考停止状態に陥りがちです。
明らかに既存を踏襲しない方がいい部分に対して、ちゃんと違和感を感じれるように、常に既存を疑う意識は持ちましょう。
最後に
当たり前なことをいつも当たり前にやるって本当に難しいですね…