はじめに
みなさんこんにちは、三井情報株式会社です。
San Diegoで追加された機能である「Next Experience」について、以前【ServiceNow】San Diegoリリース Next Experienceにて紹介させて頂きましたが、今回はその中のテーマにスポットを当ててご紹介致します。
Next Experienceのテーマでは、Next Experience以前のテーマ同様に開発者側で作成したカスタムテーマを利用することが可能です。
ただし、Next ExperienceのテーマとNext Experience以前のテーマは別物となっているため設定方法が異なります。
そのため、今回はカスタムで作成したテーマを利用できるようにするための必要な設定を説明していきます。
カスタムテーマの設定方法
メニューの Now Experience Framework > Themes または sys_ux_theme.list で移動し、Polarisという名称のデフォルトテーマを開きます。
アプリケーションスコープを「sn-themes」に切り替え、事前にカスタムで作成したテーマをStyleに設定したレコードを追加します。
Styleのレコードを追加した後、ユーザ設定のThemeを開くと今回追加したStyle名のテーマが表示されるので、それを選択するとカスタムテーマが適用されます。
以上がカスタムテーマを利用できるようにするための設定です。
余談ですが、「Next Experience」には標準で以下の「Dark」と呼ばれる一般的なダークテーマが用意されています。
ただし、デフォルトでは無効化されているのでこちらを有効にする手順を説明していきます。
sys_properties.list に移動し、glide.ui.polaris.dark_themes_enabledをtrueにします。
ユーザ設定のThemeを開くとDarkという名称のテーマが存在するので、それを選択するとダークテーマに切り替えることができます。
以上がカスタムテーマを利用できるようにするための設定です。
おわりに
今回の記事にて、「Next Experience」へのカスタムテーマの追加方法について雰囲気をつかんでいただけましたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
三井情報株式会社
ソリューション技術本部
ITマネジメント技術部
第一技術室
甲田善寛