WSLを利用してanacondaの環境を設定する際のまとめです。(desktop ubuntuもほぼ同様です)
condaが利用できないときの対処法も書いてあります。
インストール方法
1. .shのダウンロード
https://www.anaconda.com/ から該当するものをダウンロードします。(DL先はどのディレクトリでも問題なし)
今回は、Users/username/Downloads
にダウンロードした前提として進めます。
注)WSL環境で動かす場合はLinuxを選択!
2. bashからの実行
ダウンロードした.shファイルをもとにしてインストールしていきます。
WSLのbashの場合は、以下の1行を実行すれば完了です。
bash ../../mnt/c/Users/user_name/Downloads/Anaconda3-2019.03-Linux-x86_64.sh
次のコマンドでちゃんとanacondaが使えるか確認しましょう。
$ python3
>>> import numpy as np
>>> np.__file__
この実行結果で、anaconda3を参照できていればOKです。
anacondaが使えていない場合は次の節に進んでください。
想定される問題点
インストール完了後、次の2点の問題が発生する恐れがあります。
(1)既存のpython環境で実行され、anacondaが利用できない。
この場合、
conda activate
によってconda環境を適用できるようになるらしいです。
(私はこれでもできなくて次に進む。)
(2) condaが利用できない。
上記実行時、condaが使えない恐れがあります。このときはpathが通っていないのが原因です。
.bashrc
に次を書き込みましょう。
export PATH=“~/anaconda3/bin:$PATH"
これで、bashを再起動すれば、使えるようになるはずです!
おまけ
私はここまでやった後、import numpy
の段階で、
_ctypesがないよというエラーが出ました。
この場合、次を実行すれば良いようです。
$ sudo apt install libffi-dev