この記事はmediba Advent Calender 2017の20日目です。
はじめに
Scrum Inc.認定資格 スクラムマスター研修に行ってきました。
Scrum Inc.は様々な大企業のコンサルを通じて裏打ちされた知見があるんだなあと感じました。
そう言うデータや論文をまじえつつスクラムのやり方や概念など沢山の事を教えていただきました。
そこで、驚きであった学びを8つ共有させてもらいます!
1. ウォーターフォールPJが成功する確立は世界で11%
開発中に要求が変化する可能性は65%、ほとんどのPJで経験的プロセスを導入するメリットがある。
2. スクラムはリーン生産の軽量フレームワーク
無駄を発見して省き、価値のある作業に集中して取り組む事で、プロジェクトの生産性を上げる。
(無駄というのはトヨタ生産方式の「7つのムダ」のような無駄の事、調べると色々な論文がある)
3. マネジメントはリーダーシップの役割をする
プロダクトオーナーやスクラムマスターやチームが、その責任を果せる状態を作る。
4. 幸せだとパフォーマンスが向上する
チームの幸福度は生産性と関係している。
チームの幸福度を高めるためのPDCAも必要。
中庸を目指し目標のためにチームで協力し努力する。
5. チーム毎にプロダクトの1つの(画面に出る)機能を受け持つ
サービスが大きくなりチームが大人数になった時に、スクラムの人数の枠を越えてしまう。
チーム単独でデプロイまでできるDevOpsなど、モジュラー/アジャイル設計をしてスケールする。
(その先の話は事業責任者向けのScrum@Scale™研修の内容なんだろうと思う)
6. 見積りに擦り合せやコンセンサスは不要
事前の見積りに時間をかけるより、実際にやりながら見積りの精緻化を目指す。(経験的プロセス)
3回目のポーカーで、出た数字の最大と最小を除外した平均値を使う。
7. リリースバーンダウンチャートで期日に何がリリースできるかを管理
期日までに何ができるのか、何を優先し実行するべきなのか。
スコープ、ベロシティ、時間のトレードオフの管理をする。
(未完成の車より、完成した自転車を作る方が喜ばれる)
8. 分散型スクラム(多拠点)で成功している例は沢山ある
しかし多くは資産を活かすためであり、コスト削減よりも生産性を上げる事の方が大切らしい。
課題はアジャイル宣言のフェイス・トゥ・フェイスができない事で、解決が難しいらしい。
(VR出勤がリアルになる日がいつか来て欲しい)
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