OneDrive for Business 概要まとめ
目的・読み手
目的
- 組織内に OneDrive for Business を展開する上での情報をまとめておく
読み手
- 組織内のIT管理者
- 自宅でOneDrive for Businessを使ってみようという方
個人向けOneDriveとの違い
OneDrive クラウド ストレージ プランの比較 | OneDrive の料金プランを参照のこと。
OneDrive Basic 5 GB(個人向け無償版)にはランサムウェアの検出と回復機能がついていないなどビジネス利用には向かない。
企業でMicrosoft365やOffice365のサービス利用している場合は最初からOneDrive for Businessがついてくるため、あえてOneDrive単体でサービス購入する必要は薄い。
アクセス方法
<URLとDelveから入れる>
注意事項
<誰でも見れるリンク生成について>
便利機能
意識しなくても500世代まで保存される・削除しても30日保持などの設定があるが、その他にも一手間加えることで便利な機能がいくつかある。
ドラッグアンドドロップによるファイル・メールの保存
ファイルオンデマンド
Windows 10 用 OneDrive ファイル オンデマンドでディスク領域を節約する - Office サポート参照。常にローカルとOneDriveで同期をとる必要がなく、必要に応じてOneDriveからローカルにダウンロードしたり、特に必要なファイルをローカルに常に保持することが可能。
同期を取りすぎてローカルの容量が圧迫された場合は「空き容量を増やす」により、同期を解除して空き容量を増やすことが可能。
ダウンロード禁止設定
リンクを作成する場合に、以下のようにダウンロードを禁止することができる。
他Microsoftサービスとの連携
何らかのプランを購入すると自動的についてくるOneDriveだが、他のサービスと連携させることで利便性が大幅に広がる。
Teamsチャットファイルの共有
Teamsのチャットで共有されるファイルは通常、各ユーザのOneDrive内「Microsoft Teams チャットファイル」に保存される。
※言語設定を日→英に切り替えるとフォルダ名も変わることに注意
何も考えずにTeamsチャットエリアにファイルをドラッグアンドドロップすると、どんどんこのフォルダにファイルが溜まっていくため、予め共有するファイルをOneDriveに置いてから共有を始めるとファイルの整頓をしつつ共有ができるのでおすすめ。
SharePointのドキュメントライブラリやTeamsのフォルダをOneDriveアプリで同期する
同期アイコンをクリックすると、以下のようなメッセージが表示されOneDriveアプリで同期され、エクスプローラー上でファイルの管理が可能になる。
OneDrive内にSharePointのドキュメントライブラリやTeamsのフォルダのショートカットを作成する
以下のように「OneDriveへのショートカットの追加」をクリックすると、
自分のOneDriveにショートカットが作成される。
このショートカットはエクスプローラー上でも動作し、あたかも自分のOneDriveの1つのフォルダのように扱うことができる。
OneDriveに置いておくだけで検索に引っかかる
Word/Excel/PowerPointの「開く」の検索ウィンドウでOneDrive上の各オフィスファイルを検索することが可能(SharePointのドキュメントライブラリやTeamsのフォルダも同様に検索が可能)。
組織のユーザ向けFAQ
Q:OneDrive for Business における自分のユーザフォルダへの直リンクは?
A:https://<テナント名>-my.sharepoint.com
Q:PCの容量を増やしたい
A:「空き容量を増やす」を選択。
Q:削除したファイルの復活について
A:WebブラウザでOneDriveを開き、右メニューのごみ箱を選択。メニューが見当たらない場合は「従来のSharePointに表示」などでクラシック表示に切り替えると表示される。
対象ファイルは94日程度は残っている。
参照:サイト コレクションのごみ箱から、削除したアイテムを復元する - SharePoint
Q:個人向けOneDriveと法人向けOneDrive for Businessを一緒に使えるのか?
A:使えない。それぞれ別の領域として管理される(そもそも個人向けOneDriveの業務利用はおすすめできない)